むし歯予防の最先端ツール‼ ダイアグノデントペンの3つの特長

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こんにちは。歯科衛生士Sです。
歯科検診は定期的に通院されていますか~👂✋
検診結果で、むし歯が有るか無いかはみなさん気になるところかと思います。

歯科検診で行われるむし歯のチェックでは、
① 問診
② 眼で見る視診
③ 器具による触診
④ レントゲン撮影
⑤ 口腔内カメラによる撮影(過去データとの比較)
などがあります。
歯周病の検査だと、ポケットの深さが〇㎜というのが進行度合いの指標になりますが、むし歯の進行度はC1やC3と言った医療従事者向けの表記のみでイメージがしにくいかと思います。
しかし、むし歯も進行度を分かりやすく数値化する最先端ツールがあるのです。
今回は、レーザー光でむし歯を検知する「ダイアグノデントペン」についてお話しします。

1.むし歯の進行度

むし歯は、その進行度によって、CO(シーオー:初期う蝕)からはじまりC4までの5段階に分けられます。
むし歯と聞くと、すぐに治療が必要と思われるかもしれませんが、むし歯すべてが治療対象なわけではなく、初期の虫歯、小さなむし歯は予防処置で経過を診る、う窩(むし歯の穴)が形成されたものは最小限の侵襲で治療を行うMI(ミニマムインターベンション(最小限の侵襲))が提唱されています。


2.「ダイアグノデントペン」の3つの特長

英語のdiagnosis(診断)とdental(歯科)を組み合わせた造語で、チェアサイドで容易に使用できるペン型なので、「ダイアグノデントペン」という名称だそうです(‘ω’)ノ


画像:株式会社モリタ製品HPより

アタッチメントからレーザー光が照射され、反射光を読み取って、目で見えない歯質の状態を数値で表示します。



画像:株式会社モリタ製品HPより

むし歯菌が糖を分解したときに出す物質の量を読み取るので、反射量が多い=むし歯菌の活動性が高いことを表します。

視診や触診、レントゲン検査等に加えて、ダイアグノデントペンでの数値で、経過観察とするか、治療をするかを診断します。


画像:株式会社モリタ製品HPより

次にダイアグノデントペン3つの特長についてお話しします。

2-1 微細な変化を見逃さない、むし歯の早期発見をサポート

ダイアグノデントペンは、通常の視覚検査では見逃されるかもしれない微細な変化を検知できます。
視診や触診、その他検査と合わせて包括的に評価ができます。検知された数値によって、経過観察とするか、最小限の侵襲で治療を進めるかを診断します。

2-2 放射線なし、痛みなし。患者に優しい非侵襲的なむし歯診断

ダイアグノデントペンは非侵襲的であり、X線などの放射線を使用しません。患者さんは痛みや不快感なく診断を受けることができるので、小さなお子さんや妊娠中の方にも安心な検査です。

2-3 むし歯の進行度を数値で可視化

視診や触診だけでは分からない歯質内部の状態を数値で表すことで、患者さんにより分かりやすく現状を説明することができます。
数値によって患者さんにむし歯の状態をイメージしてもらいやすくなります。経過観察となった歯は、次の検診で数値が上がっていないようにケアや食生活に注意を促します。


画像:株式会社モリタ製品HPより

3.まとめ

歯科検診は、むし歯や歯周病などの口腔内の問題を早期に発見するための重要な手段です。早期に発見することで、治療の負担を軽減できます。ダイアグノデントペンは痛みを感じることなく、むし歯を検知して数値で可視化できる検査器具です。定期的に検診を受けて、お口の中の健康を保っていきましょう。

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