自分でできる!ホワイトニングで白い歯を手に入れる方法

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0.ホワイトニングで白い歯を手に入れたい!

毎日歯磨きをがんばっているのに歯が黄色い気がする、歯の色が気になって人前でうまく笑えない…。

歯の色でお悩みのあなた。

できるなら白くてきれいな歯を手に入れたいですよね。

歯の色をきれいにするには、日々の歯磨きや歯医者さんでの歯のお掃除だけでは限界があります。

ホワイトニングなら、歯を白くするのに歯の表面を削ったり被せ物をつくったりすることもなく、自分の理想の歯の色に近づくことができます。

ここでは、自宅でできるホワイトニング「ホームホワイトニング」を中心に、その方法や効果についてお伝えします。

生活スタイルや効果がでるまでの期間などによっては、歯医者さんでおこなう「オフィスホワイトニング」がより適している場合もありますので、そちらもあわせてご紹介します。

自分に合ったホワイトニング方法を選択して、輝く白い歯を手に入れましょう。

 

1. 自宅でおこなう「ホームホワイトニング」

1-1  専用マウスピースとジェル薬剤を使って1日2時間

ホームホワイトニングは、毎回ホワイトニング薬剤を専用のマウスピースに塗り、それを1日2時間ほど歯に装着しておこないます。継続期間には個人差がありますが、2~8週間くらいが目安です。必ず歯磨きをして、歯の汚れを落としてからマウスピースを装着します。使用する薬剤の濃度によっては、就寝時に6~8時間装着するものもあります。マウスピースはくりかえし使用するものなので、外したあとは毎回きれいに洗浄しておく必要があります。

1-2 料金は2~5万円が目安です

マウスピースは自分の歯にフィットしたもののほうが、薬剤が歯の表面に均等に行きわたりやすくなるため効果的です。より精度の高いものをつくるために、市販のものではなく歯医者さんで型どりしてつくるマウスピースのほうを使用しましょう。マウスピースの型どりと毎回使用する薬剤をふくめて、ホームホワイトニングの料金は2~5万円が目安になります。

1-3 効果を実感できるのは1~2週間目から

ホームホワイトニングでは、歯が白くなってきたと実感できるまで1~2週間かかります。1回の装着で目に見えて白くなることはないため、根気強く毎日続ける必要があります。しかし、なかなか効果が感じられないからといって、決められた装着時間よりも長くつけるのはよくありません。薬剤が長くしみこむことで、歯ぐきがしみるといった症状がでる可能性があります。効果が出るのはゆっくりでも、装着時間を守って使用することが安全かつ着実な方法です。

 

2. ホームホワイトニングの4つのメリット

2-1 自宅でできるから歯医者へ頻繁に通わなくてOK

 歯医者さんでのカウンセリングとマウスピースの型どり・受け取りを済ませたら、あとは自宅でおこなうホワイトニングだけになります。自分のタイミングでやることができ、歯医者さんへの通院も1、2回で済みます。日中なかなか通院・施術の時間をつくれない方などに特におすすめです。ただし、ホワイトニングをするうちに歯が痛む・歯ぐきがしみるなどの症状が出てきた場合は、すぐにかかりつけの歯医者さんで受診するようにしましょう。

2-2 薬剤が低濃度だから歯へのダメージを抑えられる

歯の内側にある象牙質という部分が薬剤に刺激されることで、まれにホワイトニング中にしみる症状を覚えることがあります。オフィスホワイトニングよりも低濃度の薬剤を使用しているホームホワイトニングは、比較的しみる症状が出にくくなります。しかし、低濃度だから効果も期待できないということはなく、回数を重ねて使用する中で希望の白さにすることは充分可能です。

2-3 白さの効果が長続きしやすく、色戻りが少ない

ホワイトニングによって得られた歯の白さは、残念ながら一生継続できるものではありません。歯に色が着きやすい食べ物を食べたり、タバコのヤニや口紅の色が歯の表面に付着したりすることで少しずつ色戻りをおこします。オフィスホワイトニングの効果がおよそ3~6カ月程度もつのに対し、ホームホワイトニングは半年~1年程度はもつといわれています。ホームホワイトニングは、長い時間をかけて薬剤を歯の象牙質の奥の方まで浸透させているため効果が持続しやすいのです。

2-4 少しずつ白くなるから変化が自然

時間と回数がかかるホームホワイトニングは、その分効果がでるのも少しずつになります。しかし、少しずつ不自然でないペースで白くなっていくため、ホワイトニングをしていることが目立ちにくいという利点があります。また、白くなっていく段階を慎重に踏めるため、自分の理想とする白さに微調整することが可能です。

3. ホームホワイトニングに向かないケース

3-1 いつまでに白くしたいという希望が明確にある

時間と回数をかけて少しずつ希望の白さに近づけるホームホワイトニングは、効果の目処を立てづらいという特徴があります。そのため、この日までに白くしたいという予定がある方、計画的にホワイトニングをおこないたい方には向きません。

3-2 1日2時間マウスピースを入れつづける時間が取れない

マウスピースを入れている間はうまく発音ができないため、しゃべりづらさを感じます。また、マウスピースを装着している間は飲食をすることができず、外してからも30~60分は飲食をひかえていただくことになります。日中に2時間マウスピースを装着しつづけるのが難しい方、時間や飲食の拘束をわずらわしく感じてしまう方にはあまり向いていません。

3-3 歯ぎしりをする癖がある

ホームホワイトニングには就寝時に装着するものもありますが、歯ぎしりの癖がある方にはおすすめできません。歯ぎしりでこすれることでマウスピースに穴があいてしまい、塗布した薬剤が漏れだしてしまうのです。ホワイトニングよりも、まず歯ぎしりを治すことが先になります。歯ぎしり対策のマウスピース(ナイトガード)も歯医者さんで型どりしてつくることができます。これは、歯ぎしり時に歯にかかる圧力を分散させることで、歯への負担を減らす効果があります。ホワイトニングで使用するマウスピースとは、強度や厚み、材質が異なるため兼用することはできません。

4. そんな方には歯医者でできる「オフィスホワイトニング」を

4-1 短期間で効果的に白くできる

オフィスホワイトニングは、歯の表面に高濃度のホワイトニング薬剤を塗布したのち、薬剤効果を促進する強力なライトを30~60分ほど当て続けます。たった1回の施術で理想の白い歯を手に入れることも不可能ではありません。希望する白さや効き目には個人差がありますが、だいたい1~4回の施術で希望の白さにすることができます。
ホワイトニング前の口腔内写真ホワイトニング後の口腔内写真    

4-2 プロのカウンセリングと施術で安心・手間いらず

オフィスホワイトニングはプロの手でおこなわれるため安全性が高く、疑問や不安にもすぐ答えてもらえるため安心です。施術の間はチェアに仰向けになっているだけなので、手間はかかりません。ただし、施術をプロ任せにできるからといって、何もしなくていいわけではありません。ホワイトニングの効果を保つためには普段の生活にも気を配る必要があります。ホワイトニングを受けている期間は、歯に着色しやすい食事はできるだけさける必要があります。カレーやミートソース、チョコレートなどの食品、コーヒーや赤ワインといった飲み物はホワイトニング効果をさまたげてしまいます。また、喫煙もひかえましょう。

4-3 より効果を求めるなら「オフィス」と「セルフ」の併用がおすすめ

オフィスホワイトニングとセルフホワイトニングの両方を行うことを「デュアルホワイトニング」といいます。歯医者さんで数回のオフィスホワイトニングをして歯を白くしたのち、自宅でのホームホワイトニングに移行します。最短の期間で確実な効果を得ることのできる方法です。その分、料金が5~12万と高いため、予算に余裕がある方におすすめです。

5. 要注意!ホワイトニング自体をおすすめできない方

5-1 虫歯がある方は先に一般治療を

虫歯がある場合は、ホワイトニングの前に虫歯治療を行いましょう。ホワイトニングで使用する薬剤が、虫歯を悪化させたりしみる症状を誘発することがあります。逆に、経年劣化によって色が悪くなった被せ物が気になる場合は、ホワイトニングを終えてから新しく被せ物をつくるようにしましょう。人工物である詰め物や被せ物にはホワイトニングの効果はでません。ホワイトニングをしたあとの歯の色にあわせて被せ物をつくっていくのが通常の順序になります。

5-2 矯正治療中は効果がでにくい

矯正治療中につけている矯正器具は、ホワイトニング薬剤の浸透をさまたげます。器具のついているところには薬剤が行きわたらないため、充分なホワイトニング効果を得ることができません。

5-3 妊娠中・授乳中はさけましょう

ホワイトニングで使用する過酸化水素が母体にどのような悪影響を与えるかは、未だはっきりとは明らかになっていません。妊娠中はホワイトニングはさけるのが無難です。妊娠初期のつわりがひどい時期や妊娠後期のお腹が大きくなってくる時期には、異物を長時間お口の中に入れ続けるホームホワイトニングや長時間チェアに仰向けになるオフィスホワイトニングが体調を悪化させる可能性があります。また、母乳にはお母さんの体内の成分が影響するため、念のため授乳中もホワイトニングはさけるようにしましょう。

5-4 無カタラーゼ症の方は厳禁

無カタラーゼ症の方はホワイトニングを行うことができません。
無カタラーゼ症 (別名:高原氏病)
過酸化水素を分解する「カタラーゼ」が不足している病気。先天性の遺伝的酸素欠損の代表例で、常染色体劣性遺伝病の一つ。
■無カタラーゼ症はホワイトニングの絶対的禁忌
無カタラーゼ症を診断された患者は、過酸化水素を含む薬剤によるホワイトニングは決して行ってはいけない。過酸化水素が分解できないため、有害物質として体内に残ってしまい、進行性口腔壊死などの危険な状態を招く恐れがある。
■無カタラーゼ症の疑いがある症状
オキシドールを少量傷口に塗り、白い泡が立たない場合は無カタラーゼ症の疑いが強いとされています。
                       
                 引用:インプラントネット 歯科用語集

6. まとめ

予算や生活スタイルによって、おすすめできるホワイトニング方法は異なります。どの方法がいいか迷ったら、ぜひかかりつけの歯医者さんでご相談ください。
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