毎日の歯みがきでできる「インフルエンザ予防‼」

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こんにちは。歯科衛生士Sです。
少し前まで日中暑いと感じる日もありましたが、さすがに12月に入り、本格的な寒さがやってきました。
マスク生活の緩和に伴い、今年はインフルエンザが増えてきましたね(;´Д`)
でも、インフルエンザを予防できる意外な武器があなたの身近にあります。
それは、毎日の歯みがきです。 今回のブログでは、なぜ歯みがきがインフルエンザ予防につながるのか、そのメカニズムと効果的な歯みがきのポイントについてお話していきます。

1.インフルエンザの感染経路と口腔内の役割

インフルエンザの感染経路は飛沫感染と接触感染の2つがあげられます。インフルエンザウイルスを保有した感染者がくしゃみや咳をすると、小さな液滴(飛沫)が空気中に飛散します。これらの飛沫中にウイルスが含まれています。これらの飛沫は空気中に広がり、近くにいる人が吸い込み、口や鼻、目などの粘膜に付着することで感染が広がります。マスクをしていない鼻や 口腔内は感染の入り口になります。

1-1 口腔内の防御機能

一般的に、感染後から症状が現れるまでの潜伏期間は1~4日程度と言われていますが、この期間は個人差があり、感染状況や免疫状態によって変動します。
口腔内の唾液には様々な防御機能があり、細菌やウイルスなどの病原体に対抗する役割も果たしています。
しかし、口腔内が清潔に保たれていない、歯周病による歯肉の炎症がある等、口の中が健康に保たれていないと、免疫力も低下し、感染するリスクが高まります。

1-2 口腔内環境が悪いとインフルエンザ発症率が高まる

先日テレビでインフルエンザ予防と歯周病の関連について放送されていました。
東京歯科大学などの研究では、65歳以上の在宅療養高齢者を対象に冬季6カ月間で、口腔ケアがしっかりできているグループとできていないグループで比較した場合、口腔ケアができていないグループはインフルエンザの発症率が口腔ケアができているグループの約10倍という結果だったそうです。
歯周病菌が出す酵素とインフルエンザウイルスが接触することで、ウイルスが活性化してインフルエンザに感染しやすくなるため、インフルエンザ予防には、「歯みがきで歯周病菌が潜むプラーク(歯垢)を除去することが重要」だと東京医科歯科大学の先生もテレビで仰っていました。

2.インフルエンザ予防に有効な歯みがきのポイント

口腔内の状態や症状によってブラッシング方法は異なります。インフルエンザを予防するために効果的な歯みがきのポイントを紹介します。
前の章でお話ししたように、インフルエンザウイルスと歯周病菌との接触が感染の鍵となります。
歯周病菌は酸素を嫌うため、多くは歯肉の中に潜んでいます。歯と歯ぐきの境目のプラークを除去する歯みがき方法はバス法が有効です。

画像:埼玉県歯科医師会HPより

日本歯周病学会が推奨する歯みがき動画を参考にしてください。
日本歯周病学会推奨 歯みがき(バス法)動画

3.口腔ケアの免疫システムへの影響

歯みがきは、口腔内の健康と全身の健康に密接な関係があります。
口腔内を清潔に保つことで、炎症が抑制され、免疫システムが効果的に働く環境が整います。
免疫

4.まとめ

毎日の歯みがきは、むし歯や歯周病予防だけでなく、免疫システムをサポートし、感染症に対する抵抗力を向上します。歯みがきはインフルエンザ等の感染症予防に非常に有効な手段です。 日々の口腔ケアで免疫システムをサポートし、風邪やインフルエンザを予防して健康な毎日を過ごしましょう。

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