噛むとイイことたくさん‼『モグ活』のススメ

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株式会社オーラルケア モグ活でいいこといっぱい! ガムを噛む、という健康法。

こんにちは、歯科衛生士Sです。
唐突ですが、私は食べることが大好きです。美味しいものを食べてるときはとってもしあわせ)^o^(
今日はがんばれた、ってことがあった日は好きなものをお腹いっぱい食べることを自分へのご褒美としています。この日ばかりは腹八分目とかは無視しちゃいます。
ところでみなさんは毎日の生活の中で「噛む」という行為を意識して行っていますか?
現代の食生活はやわらかい物が多くなり、嚙む回数がだいぶ減ってきていると言われています。

食事内容が西洋化してきたことや、電子レンジやミキサーなど便利な調理器具の使用、忙しいときにすぐ食べられる調理品が重宝されたり…様々な背景があります。

「噛む」という行為は、私たちの健康にとても大切なことです。
今回は「噛む」ことでもたらされる様々なイイことについてお話していきます。

1.『モグ活』のススメ

『モグ活』って何?
株式会社オーラルケアのホームページからの引用ですが、『モグ活』とは、噛むという行為を意識的にやってみよう‼ということ。日々の食事で、口の中に食べ物が入ると当たり前のようにモグモグと口を動かす行為。
たくさん噛むことで消化や吸収が良くなることはご存じですよね。
噛むという行為の利点はその他にもたくさんあります。
噛むことでどんなイイことがあるのかを知ることで、噛むという行為を意識的に行う『モグ活』。
みなさんもぜひはじめてみませんか?

2.『モグ活』で心身にイイこと

毎日当たり前のように行うモグモグ噛む行為を意識的に行うことでイイことがたくさんあります。

2-1 唾液が口の中を洗い流してくれる

唾液のお話は患者さんに良くお話しする内容のひとつですが、噛むことで唾液の分泌が促進されて、自浄作用が高まります。唾液が多く分泌されることで、むし歯菌や歯周病菌が洗い流されます。また唾液には、食後、口の中が歯が溶けやすい酸性に傾いているのを、中性に戻してくれる中和作用もあります。『モグ活』は唾液腺を刺激して口の中にうるおいを与え、むし歯・歯周病のリスクを軽減します。

2-2 噛むと脳が刺激される

脳の中で「前頭前野」は考える・記憶する・感情をコントロールする・アイデアを出す・判断をするなど…大切な働きをする場所です。ガムを使って噛む刺激によっての変化を調べた結果、活性化することが分かったそうです。何かを考えるとき、判断が必要なとき、たくさん嚙むという習慣は脳の刺激となって、良い結果を生み出してくれるかもしれません。

2-3 噛むと仕事の効率がアップする

仕事をしている男女を対象にガムを噛むという実験を行った結果、仕事の進み具合のアンケートで、ガムを噛みながら作業した人たちは仕事が遅れる度合いが40%減少するというデータがあるそうです。
噛むという行為が仕事の効率を大幅にアップさせることが分かりました。

2-4 噛むと脳と体の反応がスピーディーになる

テレビでスポーツ選手がガムを噛んでいるのを目にすることがありますよね。あれ実は理にかなっていることなのです。噛むことが認知や運動能力に与える影響を調べる実験では、5分間ガムを噛んでもらってから、脳波の認知時間、反応時間を計測したところ、何も噛まないときより認知時間も体の反応も早くなるという結果になったそうです。

2-5 噛むと脂肪燃焼効果がアップする

ガムを噛みながら15分間歩いてもらう実験で、ガムを噛むテンポが歩行速度に影響を与えて、脂肪の燃焼量が増えるという結果がでたそうです。ウォーキングをするときにガムを噛みながら歩くことでうれしい成果につながるかもしれません。

 

2-6 噛むと目の疲れが軽減する

仕事でパソコン作業がある、スマホを多用して目に疲れを感じている人に朗報。
パソコン作業の際にガムとタブレットをそれぞれ摂取してもらうという実験で、ガムを噛んだ方が目の疲れや重さ、乾きが軽減されたという結果があるそうです。
ガムを噛むという行為で目の血流が増加することが影響を与えていると考えられています。



2-7 噛むと表情筋が鍛えられる

顔には30種類以上の筋肉があり、食べる、話す、表情をつくるときにもその筋肉が使われています。食べるときに使われる咬筋は口の周りの口輪筋や頬筋などに刺激を与えます。たくさん噛むことであごや頬のたるみを防ぎ、口角が上がった笑顔をつくることができます。噛むことは表情筋のトレーニングのひとつとして有効です。

 

2-8 噛んで感染予防

口の中にうるおいを与えてくれる唾液には、IgAと呼ばれる抗菌・免疫物質が含まれていて、外部から体の中に侵入しようとする細菌やウイルスから守ってくれます。唾液の量とIgAの量は比例しているため、健康を保つためには口の中を乾燥させないことが大切といえます。
口の中のうるおいをアップさせるために効果的なのは、
① 水分をよく摂る
② 抗酸化食品を多く摂る
③ 唾液腺をマッサージする
④ よく噛む
4番目のよく嚙むは、噛む行為で唾液腺が刺激されるのでとても効果的です。噛む回数を増やすために、食材を大きめに調理する、日常的にガムを噛むなど、誰にでも簡単に取り入れることができます。

免疫

2-9 噛んでストレス軽減

仕事中にガムを噛む人と噛まない人を比較した実験で、ガムを噛みながら仕事をした人の方が25%ストレスが減っているというアンケート結果があるそうです。一定のリズムで噛むという行為が、仕事中の不安や緊張を緩和して心に余裕を持たせると考えられています。

2-10 噛んでドーパミン分泌

ドーパミンはやる気や達成感を強化するホルモンです。通常のエサとやわらかいエサを与えたマウスとで、脳の海馬から出るドーパミンの量を測定した実験をしたところ、通常のエサを食べたマウスの方がドーパミンが多く分泌されるという結果がでました。
しっかり噛むということを習慣化することで、脳が活性化され、より生き生きと意欲的に、充実した毎日を過ごすことができます。

 

3.まとめ

噛むことは心にも体にも色々なイイことをもたらしてくれます。噛むという行為を意識して行う『モグ活』で、毎日の食事を楽しみながら、健康なからだ作りを心がけてください。

 

特定非営利活動法人 日本咀嚼学会 公式イメージソング「そしゃくの歌♬」

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