年2回は歯科検診に行きましょう!!-byほりえもんー

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 6月11日(火) 予防医療普及協会主催のイベントで、ほりえもんこと堀江貴文氏と日本歯科総合研究所 代表取締役社長で歯科医師の森下真紀先生のゲスト対談を聴講してきました。
今回のテーマは「口腔ケア・歯周病について」で、
 歯周病予防の発信について
 歯列矯正について
 欧米のエリートと比較して日本の口腔ケアや矯正文化が遅れている?
 周囲で仕事ができる人は歯がキレイ?
 歯が汚い人とは仕事がしたくない?
堀江氏が自分の実体験を織り交ぜて、口腔ケアに対する意識を高めるにはどのようにしたらよいのかを語る、といった内容でした。

 

1.あなたの周りでお口が臭う人、いませんか?


 今回のトークの中心が、歯周病についてでした。
自分のまわりに口臭がある人がいたらどうするのか?
実際堀江氏の仕事関係で関わる人等でもたまに口臭がある人がいますが、そのうち自ら関わらないようになっていくというような話がありました。みなさんはどうされているんですか?という問いかけに、「我慢している」にうなずく聴講者が複数。職場の同僚やパートナーに口臭があっても、デリケートな部分のためなかなか本人には伝えづらいのが現状ですよね。そのような悩みを抱えている方たちに向け、堀江氏が理事を務める予防医療普及協会が開始したサービスが「口臭通知代理サービス~くちくさえもん~」。言えない自分に変わって、匿名でメールを配信してくれるサービスです。

ニオイの種類によってそれぞれキャラクターが設定されており、通知の仕方も「ふつうに・やんわり・強め・命令口調で・軽蔑するように」と5段階から選んで依頼するようになっています。
口臭にはさまざまな原因がありますが、中でも多いのが歯周病であること。自分に口臭があることを知ることにより、口腔ケアの見直し、歯周病予防につなげるのが目的とのこと。

 

2.口臭=歯周病を疑って口腔ケアを意識する


 かつて歯磨剤CMで「芸能人は歯が命」というフレーズがありましたが、堀江氏、森下先生の対談で、日本人は地位の高い人たちの口腔ケアに対する意識が低い、スポーツ選手など海外で活躍して、テレビに頻繁に映る人たちの歯並びが良くなく、日常的に見ている私たちはそれに違和感をおぼえていないことも口腔ケアに対して意識が上がらない要素だという話がありました。森下先生曰く、欧米では、子供の歯並びを悪いまま放置することはネグレクトに値するという考えもあるくらい、小学生になるとほぼ矯正治療を開始するとのこと。
トランプ首相をみてもキレイな歯並びと真っ白にホワイトニングされていて、地位のある人の口腔ケア意識の高さを例にあげました。

口臭と歯周病の関係について詳しくはこちらをご覧ください「歯周病の口臭の原因と効果的な消臭法とは?

2-1 歯並びが悪いと口臭リスクが高まる


歯並びが悪いことは、見た目の審美的問題だけではなく、口腔内に凹凸が多い分、歯ブラシが当たりづらく、磨き残しによって虫歯は勿論のこと、歯周病に罹患するリスクが高まる、と森下先生。矯正治療によって歯並びがきれいになれば、口腔ケアも容易になり、磨き残しが軽減され、虫歯や歯周病の予防ができるということです。

矯正について詳しくはこちらをご覧ください。「歯並びが悪いあなたへ ~治し方から原因まで教えます~

2-2 ペットの口臭も歯周病が原因⁈


ペットの口腔ケアに関しても近年さまざまなグッズがあり、しっかり行っている飼い主さんも増えてはきていると思います。が、まだごく一部のことで、ワンちゃんや猫ちゃんの歯磨きをしてあげている飼い主さんはそう多くないと思われます。対談で堀江氏が、「ペットの口が臭いのも歯周病が原因なのでは?」の問いに、「YES」回答の森下先生。人もペットも、歳をとれば免疫が低下し、感染症である歯周病に罹患するリスクは高まるのだと。ましてや歯磨きをしていないペットならなおさらそのリスクはあります。
ワンちゃんや猫ちゃんを何よりも一番に考える飼い主さんが多いなか、ペットの口臭=歯周病を考えてケアすることで、自分の口腔ケアも同時に考えるように発信する方法はないか?と堀江氏は問いていました。

3.定期的に歯科医院を受診する必要性


堀江氏曰く、歯周病は痛みもなく進行する怖い病気で、痛みがないから気づかず歯科医院に行かないからどんどん進行してしまうのだ、と。おっしゃる通り、自分でも気づかないうちに進行してしまう歯周病。虫歯のように痛みがでれば歯科医院を受診しようと思いますが、自覚症状がなければほとんどの人が歯科受診をしないのがまだ残念な現状です。歯科医院は何か症状が出てから受診するところではなく、虫歯や歯周病の予防のために、何も症状がなくても定期的に検診を受けに行くところ、という傾向がもっとたくさんの人に広まっていっていただきたいと強く感じています。
自称、口腔ケアに対して「意識高い系」の堀江氏も対談で言っていました。
「年2回は歯科検診に行きましょう!!」
是非とも堀江氏のように「意識高い系」の人がどんどん増えてくれることを願ってやみません。

定期検診についてくわしくはこちらをご覧ください。「痛くなくても歯医者に行こう!!~メインテナンスが大切な2つの理由~

 

4.まとめ


今回の対談で、「意識高い系」堀江氏の口腔に関する知識にとても感心いたしました。自分もかつては意識が低かったけれど、虫歯で歯を失いインプラント治療をしたり、親知らずの抜歯をしたりした際に出会った歯科医師によって、意識改革が行われ「意識高い系」に移行していったのだと。芸能人じゃなくても歯は命。歯を失って噛めることが当たり前でなくたってから大切さに気付くのでは遅すぎます。
歯科医療がどんなに進歩しても、天然歯(自分の歯)に勝るものはありません。
ぜひ、自分の口腔内にもっと関心を持ち、堀江氏のごとく、口腔ケアに関して「意識高い系」の人がたくさん増えてくれることを願って、今後も微力ながら、歯科医院に通ってくださる方や、ブログを読んでくださる方に、色々な情報を提供していきたいと思います。

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