皆さんは口の中にいれたスプーンを噛んだ時にビリッ!っと電気が走ったことはありませんか?
あの現象にはきちんと名前があって、さらにお口のなかに問題を引き起こすこともあります。
今回はこの現象について説明していきます。
1.その名はガルバニー電流
スプーンなどを噛んだ時に痛みとともに電気が走ります。
その電流の名前はガルバニ―電流といいます。異なる金属同士が唾液を介して接触すると弱い電流が流れます。
メカニズムとしては電池と同じなのです。
2.原因は金属
原因は異なる金属同士の接触、、ということで原因はお口の中の金属にあります。
歯医者さんがお口にいれる金属にもいろんな種類があります。
上下の噛みあう歯に異なる種類の金属をいれられると、噛むたびに電流が流れてしまうこともおこります。
3.ガルバニ―電流が起こす問題
ガルバニ―電流がながれると、ガルバニ―疼痛と呼ばれる痛みや、微弱な電流による違和感、金属の味がする味覚障害を生じることがあります。
またいれた金属の劣化の原因にもなることがあります。
ガルバニ―電流が起こると、陰極となった銀歯から金属イオンが溶けだします。その金属イオンが血液の中に入り金属アレルギーを引き起こすリスクにつながってしまうこともあるのです。
ちなみに微弱な電流が原因で、自律神経の乱れや謎のイライラ、肩凝り、リウマチなどの症状をひきおこしているという話もあります。
4.ガルバニ―電流が起こらないようにするには
もし前述したような症状が気になった場合には、歯医者さんにいって、上下の金属を同じ会社の同じ組成のものに代えてもらうか、保険外にはなってしまいますが、セラミックやジルコニアといったメタルフリーのものに代えるといいでしょう。
5.まとめ
いかがっだたでしょうか?
お口のなかの電流に困っている方、参考になれば幸いです。