歯周病予防のためのおすすめ歯磨き粉・液体ハミガキ11選!

歯周病予防
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歯肉が腫れた、歯肉が痛い、口から臭いがする・・。歯周病の症状はとてもいやなものです。そのような歯周病を予防するには歯みがき(プラークコントロール)が基本です。さらに、歯みがきするときに歯周病症状に効く薬用成分が配合されている歯がき粉やデンタルリンスを使うと、より効率的に歯周病が予防できるでしょう。現在ネットや薬局でたくさんの歯みがき粉やデンタルリンスが販売されていて、みなさんどれを買えばいいか迷ってしまいませんか?ここではどんな歯みがき粉やデンタルリンスを使えばいいのか?など詳しく解説します。この記事を参考にして、しっかり歯周病を予防しましょう

1.歯周病予防の基本はプラークコントロール

プラークコントロールとは細菌の塊であるプラークを除去して、再び歯にくっつかないようにすることです。

歯磨き粉の薬用成分が歯周病予防効果を発揮するには、プラークコントロールがとても大切です。

なぜなら、プラークコントロールで歯の周りの汚れを取り除いてあげることで、薬用成分が歯肉のすみずみに届くからです。

自分でできるプラークコントロールとしては、歯みがき、デンタルフロス、歯間ブラシ、洗口薬によるうがいなどがあります。

「歯周病の口臭の原因と効果的な消臭法とは?」

2.未病をめざす!歯周病予防に効果的な歯磨き剤

ここでは、歯周病の症状ごとに、どのような歯磨き粉やデンタルリンスを選べばいいかまとめました。

安全面を考慮して厚生労働省の薬用歯みがき類製造販売承認基準品目もしくは天然製剤の医薬品、医薬部外品にしぼって紹介します。

2-1.歯磨き剤として毎日使う薬用ハミガキ9種類

歯周病の予防薬として歯みがき剤として日常使います。たくさんの種類が販売されていますが、その中から歯周病に効果がある薬用成分が多く含まれていて毎日使用できる歯みがき剤を9種紹介します。

歯周病を重点的に予防したい方

歯肉の腫れと汚れ・ステインが気になる方へ歯肉を元気にする歯みがき粉コンクールリペリオ 

歯肉の腫れ、口臭が気になる方におすすめです。薬用成分ビタミンEが歯肉の血行を促し、塩化ナトリウムが歯ぐきをひきしめます。またポリリン酸ナトリウムが歯石やステインの沈着を予防します。

ネット購入で80g1200円程度です。

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歯ぐきの腫れや出血が気になる方へ大正製薬 歯周・口腔用薬用ハミガキデントウェル

歯周病菌殺菌剤のCPC(塩化セチルピリジニウム)とIPMP(イソプロピルメチルフェノール)歯肉の腫れや出血を抑制するβ-グリチルレチン酸が配合されています。また組織修復成分として、歯ぐき組織修復成分のアラントイン、歯肉内のコラーゲン線維を修復するビタミンCを配合し、歯肉を健康に保ちます。歯ぐきに塗布してマッサージすることで歯周病の改善効果が促進されます。ネット購入で100g1000円程度です。

デントウェル 大正製薬

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歯周病菌、歯肉の腫れ、口臭をバランスよく予防するならシステマデンタルペーストα

歯周病菌殺菌のIPMP (イソプロピルメチルフェノール)、歯肉の炎症抑制(トラネキサム酸)、口臭予防LSS(ライロイルサルコシンナトリウム)の3つの薬用成分が配合されています。とくにIPMPは歯周病の原因とされている細菌の膜であるバイオフィルムにも浸透する殺菌剤として注目されている薬用成分です。低研磨、低発砲、抵香味で長時間のブラッシングが可能となり、しっかりプラークコントロールが行えます。ネット購入で90g520円程度です。

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歯周病治療で歯科医院に通院中もしくは歯周病治療直後の方へSystema SP-Tジェル

システマデンタルペーストαと同じシステマシリーズで、より歯周病の症状が強い、歯周病治療で歯科医院に通院中もしくは歯周病治療直後の方へおすすめです。歯周病菌殺菌のIPMP (イソプロピルメチルフェノール)も高濃度配合しています。さらに歯肉の炎症をおさえるイプシロンーアミノカプシロン酸と歯肉を元気にさせるビタミンEを配合し、歯科医院で歯周病の治療を受けた後の歯肉の治りを促進します。無研磨ジェルタイプで、薬用成分を歯肉に長時間停留します。ネット購入で80gで1500円程度です。

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歯周病の口臭予防にジェルタイプの歯みがきデンタデントクール

IPMP配合で、歯周病を殺菌し、iメントールが口臭を予防します。またビタミンEも配合されているので、歯ぐきの血行を促進し、炎症を抑えます。ジェルタイプの歯みがきペーストのため電動歯ブラシにもおすすめです。ネットで70g1000円程度で購入可能です。

デントクール

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歯みがき剤として使う液体ハミガキ剤システマデンタルリンス

液体歯みがき剤としてブラッシング前に使用します。IPMP(イソプロピルメチルフェノール)配合で殺菌、口臭予防効果が高く、液体なので歯ブラシが届かない局所にも届いて殺菌する効果があります。ネットなどで購入可能で、80ml900円程度です。

システマデンタルリンス

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歯周病以外の他の症状もバランスよく予防したい

歯周病と虫歯をバランスよく予防したいならコンクールジェルコートF

クロルヘキシジンが歯周病菌を殺菌し、β-グリチルレチン酸が歯肉の腫れや出血をおさえます。配合成分のポリリン酸ナトリウムがプラークや歯石を歯につきにくくします。またフッ素が950ppm配合されているので、むし歯にもなりにくいです。ジェルタイプなのでお口の隅々までゆきわたり、薬用成分をしっかり歯肉に届けます。研磨剤が入っていないため、歯や歯肉を傷つけません。ネット購入で90g900円程度です。

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お口が乾燥して歯肉が腫れる方の歯みがき&口腔ケアジェル オーラルピース

うがいがうまくできない、誤飲や誤嚥の心配がある方へ天然由来原料100%のジェルタイプの歯みがきです。低刺激でアルコールフリーのため、乳幼児からお年寄りまで安心して使うことができます。お口の中を清潔に保ちながら、口内保湿にも効果があります。ネット購入で75g1100円程度です。

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歯ぐきの腫れに加えて冷たい水がしみる方へ薬用シュミテクト歯周病ケア 

歯ぐきの腫れにより、冷たい水がしみる方へおすすめです。歯がしみるのを防ぎながら、歯周炎、歯肉炎、口臭の発生及び進行を予防し、フッ素で歯も強くします。MAG(グリチル酸アンモニウム)が歯ぐきの炎症を抑え、歯ぐきを健康に保ちます。ネット購入で90g500円程度です。

シュミテクト歯周病ケア

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3.歯肉が腫れる、出血したなどの歯周病症状があるときに使う歯みがき剤

歯茎が腫れたなどの症状がすでにあって、症状をやわらげながら再発を予防したい方におすすめです。歯科医院で歯石除去や、ポケット内をきれいにお掃除してもらってから薬を使った方が歯肉の奥まで薬用成分が届くので、より効果的です。

3-1.歯周病改善効果がある薬用成分3種配合のタイプのデントヘルスB

歯ぐきの腫れ、出血、痛みなどの歯周病のつらい症状を緩和させたいときに、歯みがき剤として使用します。3つの有効成分のグリチルレチン酸、セチルピリジニウム塩化物水和物、トコフェロール酢酸エステルが歯肉と歯周病菌に作用します。歯ブラシにつけて、歯ぐきをマッサージしながら1日2回ブラッシングします。ネットや薬局で90gで1300円程度です。

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3-2.研磨剤不使用で天然成分配合のアセスE

トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)が、血行を促進して歯ぐきの腫れを抑える薬用成分を含んでいます。また、研磨剤不使用のため、歯や歯肉を傷つけません。1日2回歯ブラシにつけて歯肉をマッサージします。ネットや薬局で60gで1000円程度です。

アセスE画像アセスE評価

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“歯周病に効く薬用成分一覧表”

歯周病に効く薬用成分

略語一覧

・クロルヘキシジン:歯周病菌の殺菌剤として用います。使用時にはアレルギーの注意や長期間使用による歯への著色などへの配慮が必要です

・CPC(塩化セチルピリジニウム):お口の中の除菌に有効です。安全性が高く、低濃度で効果があります。

・IPMP(イソプロピルメチルフェノール):最近注目されてきている殺菌剤です。症状が消退した後も浸透して歯周病菌を殺菌します。

・GK2(グリチルリチン酸二カリウム)、β―GR(グリチルレチン酸):お口の中のはれや歯肉が赤く腫れているときに効果があります。

・アラントイン、ε-ACA(イプシロンーアミノカプロン酸)、酢酸トコフェロール(ビタミンE):痛みが出るのを抑え、歯肉の腫れを予防する効果があります。

・PEG(ポリエチレングリコール):浸透性が高く、汚れの中まで成分が浸透します。

・LSS(ラウロイルサルコシンナトリウム):口臭やむし歯にも有効です。

4.まとめ

歯周病の症状は歯ぐきの出血、痛み、口臭など様々で、とても不快なものです。今回紹介した歯磨き剤・液体ハミガキを効果的に使ってもらうためには、薬が効きやすい環境をキープすることが大切です。そのためには定期的に歯科医院で歯石などを除去してもらう必要があります。

自宅のケアと歯科医院でのケアを上手に組み合わせて歯周病を予防し、100歳まで自分の歯を残しましょう。

 

 

 

 

 

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