皆さんは虫歯が大きかったり、知覚過敏が酷かったりで残念ながら神経をとることになってしまった歯、ありますか?
神経をとることになってしまった歯には感覚がなくなる以外に大きなデメリットがうまれてしまいます。
それが「歯が破折しやすい」です。
今回はそんな神経をとった歯の破折について話していきます。
1.割れるリスクはなんと7倍!
神経をとった歯はとってない歯に比べて破折のリスクが急増します。
なんと奥歯で7.4倍!!前歯でも1.8倍なのです!
やはり神経をとる治療において歯のど真ん中に穴をあける必要があるため、どうしても周りの歯質が薄くなってしまうデメリットがあります。
2.神経をとった歯の土台はファイバーコアがおすすめ
上のレントゲンを見てください。金属の土台が楔を打ち込むように歯の根っこを割っているのが分かりますか?
近年まで使われ続けている金属の土台はこのように歯を割ってきてしまうリスクがありました。
しかし最近はファイバー素材を使った柔らかい土台が保険適応されたのです。
症例によってはやむをえず金属を使うこともありますが最近はファイバーを使うことが増えてきましたので破折のリスクが少しでも下がるといいですね。
3.歯ぎしりをする方はマウスピースも
寝るときに歯ぎしりや食いしばりをしている方はさらに歯の破折のリスクがあがります。
日々の就寝中の嚙合わせる力に耐えきれず、割れてしまうですね。
そんな方はぜひ歯医者さんでマウスピースを作りましょう。!
保険で安価で作れます。
4.まとめ
いかがだったでしょうか?
歯の神経をとったことのある方、これからとる予定の方は破折のリスク、頭にぜひおいておいてくださいね。