口の中の火傷にはコレ!応急処置の方法と早く治すコツ5つ

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淹れたてのコーヒーやあったかいシチュー、つい温度を確認せず口の中にいれたら…「熱っ!」
こうした口の中のやけど、深刻な痛みは引きおこさないけれどいつまでもヒリヒリ・ピリピリ痛んで気になってしまうものです。

気をつけているつもりでも、時々やってしまう口の中のやけど。
どうしたら痛みを長引かせることなく早めに治すことができるでしょうか。

ここでは口の中のやけどへの応急処置の方法をご紹介しています。
もしあなたが今さっきやけどをしてしまったばかりなら、今からでも遅くありませんのでここに載っている応急処置方法をぜひお試しください。

また、やけどをしてしまったあとにやらないほうがよいこと、早く治すためにできることについてもご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.口の中をやけどしてしまったときの応急処置はコレ

口の中をやけどしてしまったときにまず取りたい行動は、患部を正しい方法で冷やすことです。
これを行うことでやけどの症状を軽くすることができ、また痛みをやわらげることができます。

1-1 まずは口の中を水でゆすぐ

やけどの原因が熱いお茶などの液体であれば、熱をもったまま口の中に残ることはありません。
しかし、シチューや揚げ物などの食べ物の場合熱くて飲みこめずに口の中に入れたままだと、やけどの範囲が広くなってしまいます。

できるだけ早くお水で口の中をゆすぐようにし、それが難しければひとまず口の中のものを出してしまうようにしましょう。

1-2 冷たい水・氷を口に入れてやけど部分を冷やす

次に冷たい飲み物を飲んで熱をもっている患部を冷やします。
炭酸飲料やアルコールなどは患部にかえって刺激を与えて痛みが大きくなる場合があるので、できれば冷えたお水がいいでしょう。

口の中をやけどしたらつい「すぐに冷やさなくては!」と思い、最初に氷を口にふくみがちですがこれには注意が必要です。

口の中が乾いている状態で氷をふくんでしまうと、口内の粘膜に氷が張りついてしまい、無理にはがそうとすれば患部を痛めることになってしまいます。

ますがお水を飲んでから氷を口に入れるようにしましょう。

1-3 痛みがあればひとまず市販の痛み止め薬を

患部を冷やしてからしばらくたっても我慢できないほどの痛みがある場合は、ひとまず市販の痛み止め薬を飲んでおくようにしましょう。

ロキソニンS
画像:第一三共ヘルスケア公式HP
★「ロキソニンS」…胃への負担が少なく、眠くなる成分をふくみません。痛み止めの効果がでる時間は30~60分を目安と考えておきましょう。15歳未満の方、妊娠後期の方は服用しないでください。

2.やけどの痛みが落ち着くまでは長くて2週間

口の中のやけどによる痛み、なかなかおさまらないと食事のたびにヒリヒリ・ピリピリして気になりますよね。
痛みが落ち着くまでの時間がやけどの症状の大きさによって異なります。

●口の中の粘膜の表面が軽く傷ついた程度でヒリヒリはするものの強い痛みなどをおぼえない場合は症状は軽度であり、はやければ1日で治癒してしまいます。

●中度のやけどになると、少々の痛みをともない、粘膜の表面がただれたり水ぶくれができたりします。水を飲んだだけでしみることもあります。
この場合は自然治癒にまかせていれば、だいたい2週間以内には治ります。

●やけどが重度になると、粘膜の表面は白または黒い状態になり、刺すような痛みを感じることがあります。
粘膜の奥のほうまで炎症がおきてしまっている状態です。
2週間ほどで治ることもありますが、あまりにひどいやけどだと自然治癒に1か月ほどかかることもありえます。

3.病院で診てもらうなら歯科・口腔外科・皮膚科へ

痛みが気になって日常生活に集中できないので自然治癒にまかせるのを待ちたくない、痛みが強く2週間たっても症状がよくならないといった場合、医療機関で一度診てもらうことをオススメします。

口の中のやけどは歯医者や病院の口腔外科、皮膚科で診てもらうことができます。

基本的には炎症をおさえるための軟膏が入った塗り薬が処方され、それをご自宅で使っていただくようになります。

4.口の中のやけどの自然治癒を早める5つのコツ

口の中のやけどを自然治癒にまかせる場合、できるだけ治りを早めるために自分でできることがいくつかあります。

これから、治りを早めるために避けるべきこと・積極的にやるべきことをご紹介します。
どれも難しいことではないので、ぜひ実践してみてください。

4-1 やけどした部分を舌や指でさわらない

やけど部分がただれていたりピリピリする場合、つい気になって舌や指でさわってしまいがちです。
しかし、さわることで患部に刺激を与えて症状を悪化させてしまう可能性があります。

また小さな傷などができている場合、雑菌のついた指などでさわると傷口から菌が入って炎症を強めることがあります。

無意識につい舌でさわってしまう、やけど部分が舌にあたる場所にあるという場合は口内炎用のパッチを貼ることで患部を守る方法がオススメです。

口内炎パッチには、使用後はがすタイプのものとそのまま溶けてなくなるタイプがあります。
いずれにしても体に害がない成分でつくられているため、飲みこんでしまっても心配はありません。
しばらくして体から自然に排出されます。

ただし、やけどをしたのがノドの奥のほうの場合はパッチを貼るのが難しいことがあります。
また、口の中に異物が入ると気持ち悪くなりやすい方にはオススメできません。

口内炎パッチ大正クイックケア 口内炎パッチ大正A
画像:大正製薬公式HP
★左「口内炎パッチ大正クイックケア」はステロイド系、右「口内炎パッチ大正A」は非ステロイド系です。いずれも溶けるタイプのパッチではないため、自然にはがれるのを待つようにします。(※無理にはがさないでください)

4-2 からいもの・固いものは食べるのを避ける

からいものや固い食べ物はやけど部分に当たると痛みが悪化する可能性があります。
できれば痛みがある程度落ち着くまでは避けるようにしましょう。

[からいもの]
わさび・からし・キムチ・唐辛子・梅干し・レモン・お酢など

[固いもの]
お煎餅・スナック菓子・フランスパンなど

4-3 刺激の強いうがい薬は様子をみながら

やけどの炎症をおさえ、できるだけ早く治すためにはお口の中を清潔な状態に保つことが大切です。
食後は必ず歯磨きをするようにしましょう。

ただし、うがい薬には注意が必要です。
確かに口の中を殺菌するにはうがい薬は効果的ですが、イソジンうがい薬などの刺激の強いうがい液を使うと場合によっては痛みが強まる可能性があります。

現在お使いのうがい薬を使用する際には、少しずつ口にふくんで痛みがないことを確認してからうがいをおこなうようにしてください。

少しでもピリピリとした刺激を感じたら、やけどが落ち着くまではうがい薬の使用をひかえるようにしましょう。

4-4 ビタミンB群を積極的に摂る

やけどをした粘膜を守り、再生させるためにはビタミンBの力が必要です。
以下にご紹介するビタミンB群の食べ物を積極的に摂るよう心がけましょう。

[ビタミンB群の食べ物]
豚肉・レバー・かつお・まぐろ・卵・乳製品・納豆・バナナなど

4-5 「はちみつ」は口の中のやけどに効果アリ

実は、はちみつには口の中のやけどの症状を落ち着かせるのに効果があるといわれています。
はちみつにふくまれる「エンドルフィン」といわれる成分が、殺菌作用・鎮痛作用をもつためです。

患部を刺激することなく摂ることができる食品であるため、こちらも口の中をやけどしてしまったときにオススメの食べ物です。

5.まとめ

口の中のやけどって地味~に気になってしまいますよね。
肌のやけども、やけどしてしまった直後の対応が大切だといわれています。

口の中のやけどつい放っておいてしまいがちですが、実は行うべき応急処置と自然治癒を早める方法があるのです。

ただ一番大切なのはやけどしないよう、食べるものの熱さをよく確認してかた口の中に入れることです。


あったかいシチューなどはよくかきまぜてから、揚げ物などは大きな一口で頬張らず少しずつ食べるように気をつけましょう。

 

 

 

 

 

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