「芸能人は歯が命」というかつて一世を風靡したCMキャッチコピー。
懐かしい!!と思われる方、聞いたことのない方も、歯科医院やドラッグストアで「アパガード」という歯磨剤は見かけたことはあるのではないでしょうか?
一度使ったことがある方はほぼリピーター化するほど、他の歯磨剤では感じられないツルツル感☆彡
私もリピーターの1人です。
アパガードには市販品と歯科専用があり、私は歯科専用の「アパガードリナメル」愛用者です。
たくさんの方に歯磨き後のツルツル感を体験していただきたいと思い、今回は「歯科専用アパガードリナメル」の他の歯磨剤にはない特徴をお話ししていきます。
目次
1.市販品と歯科専用の製品の違い
先にもお話しした通り、アパガードは市販品と歯科専用があります。他の歯磨剤にも言えることですが、市販品と歯科専用の違いを簡単に申しますと、薬用成分の配合量にあります。
市販品は気軽にスーパーやドラッグストアなどで購入できるという利点がありますが、歯科専用としてわざわざ歯科医院に行かないと購入できないのには訳があります。歯磨剤に限らず、義歯洗浄剤やその他セルフケア製品で歯科専用となっているものは、市販品と同成分でも有効成分が高配合なため、誤った使用方法等でトラブルを起こさないよう、歯科医師、または歯科衛生士という口腔の専門家の指導のもと使用していただくために、歯科医院で取り扱いをしています。昨今では、インターネットの通信販売で、歯科専用の製品が購入できるようになっていますが、その際にも製品を取り扱っている歯科医院で、使用方法や注意事項等を確認していただくことをおススメします。
次から歯科専用「アパガードリナメル」の特徴について詳しく説明していきます。
2.アパガードリナメルについて
歯の一番表面にあるエナメル質の97%、その中にある象牙質の70%がハイドロキシアパタイトという物質でできています。アパガードには歯の主成分であるハイドロキシアパタイトとほぼ同成分の薬用ハイドロキシアパタイトが配合されています。
画像:株式会社サンギHPより
歯科専用アパガードリナメルは市販品のアパガードより、この薬用ハイドロキシアパタイトが高配合された歯磨剤です。
より健康できれいな歯になりたい、歯のざらつき、着色汚れが気になる方にぜひおススメしたいセルフケア商品です。研磨を目的とした成分は無配合、泡立ちの少ない低発砲タイプのペーストで、歯の汚れを落とすだけの歯磨き粉ではなく、汚れを落としながら歯をトリートメントするという感覚の歯磨剤です。
アパガードリナメル
120g 2,200円(税別)/50g 980円(税別)
歯磨剤として、決して安価ではない商品ですが、リピートしたくなるには理由があります。
それは高配合されている薬用ハイドロキシアパタイトのすばらしい3つのはたらきです。
次に薬用ハイドロキシアパタイトのはたらきについて詳しく説明していきます。
2-1 プラークを吸着・除去
薬用ハイドロキシアパタイトのナノ粒子は、歯に付着しているプラークや口腔内細菌を吸着して、除去する働きがあります。
画像:株式会社サンギHPより
ずぼらな私がアパガードリナメルをリピートする理由の一番が、薬用ハイドロキシアパタイトのこの作用です。自分のブラッシングテクニックだけがすべて、ではなく、歯磨剤に配合されている成分によってプラークが吸着・除去される頼もしさ!!
ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトが私のブラッシングの手助けをしてくれているわけです。口の中の隅々までペーストを行きわたらせて、根こそぎプラークを吸着・除去してもらう気満々で使用しています。
画像:株式会社オーラルケアHPより
このプラーク吸着・除去作用を発揮してもらうためには、歯磨き時間が短かったり、すぐに歯磨剤を吐き出したりしてしまっては、せっかくの効果が得られないのです。
薬用ハイドロキシアパタイトに限らず、薬用成分にしっかりお口の中で働いてもらうためには、有効成分をより長く口腔内にとどめておく必要があります。アパガードリナメルは泡立ちが少ない、低発砲タイプのペーストで、香味もソフトなので、ゆっくりじっくりブラッシングができます。
2-2 ミクロの傷を埋める
歯の表面は、一見ツルんとしているように見えても、細かな無数の傷があります。ここで言うミクロの傷とはう蝕のことではなく、過度なブラッシング圧等で削れてしまった部分のことです。このミクロの傷があることで、プラークや着色汚れが付きやすい状態になります。プラークが取り除けず石灰化して歯石になってしまうと、更にそれが足場となりプラークが付着しやすくなるという悪循環が生じます。
薬用ハイドロキシアパタイトのナノ粒子は、このミクロの傷を埋めて修復してくれます。傷が修復されることで、歯の表面は滑らかになり、プラークや着色が付きにくい状態になります。
画像:株式会社オーラルケアHPより
2-3 初期う蝕を再石灰化
お口の中では、プラーク中の細菌や摂取した飲食物の酸によって、エナメル質からミネラルが溶け出す脱灰が起こります。この脱灰している状態は初期う蝕で虫歯のはじまりです。
脱灰が起こったから必ず虫歯になるわけではなく、通常、お口の中の唾液の作用により、酸が中和され、リンやカルシウムなどのミネラルが補給されることで再石灰化され、もとの状態に修復されます。
みなさんのお口の中では、食事や間食のたびにこの脱灰➡再石灰化が繰り返し行われています。
唾液の分泌量は個人差があり、加齢や持病、服用薬の副作用などで減少します。
唾液の作用である、酸を中和する緩衝能や脱灰した部分を再石灰化させる作用にも個人差があります。
薬用ハイドロキシアパタイトのナノ粒子は、エナメル質から溶け出したミネラルを補給し、再石灰化をしてくれます。
画像:株式会社サンギHPより
①プラーク吸着・除去 ②ミクロの傷を埋める ③初期う蝕を再石灰化
薬用ハイドロキシアパタイトの上記3つの作用によって、アパガードリナメルは虫歯を予防します。
3.アパガードリナメルの効果的な使用方法
アパガードリナメルに配合されているナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトの効果についてご理解いただけたところで、その薬用ハイドロキシアパタイトがお口の中で最大限に効果を発揮できる歯磨き方法をご紹介したいと思います。
3-1 一度目は洗う
まず、アパガードリナメルを歯ブラシに1~2cm出し、全体的にブラッシングしていきます。歯と歯の間にもペーストが行き渡るように、意識して磨いていきましょう。
全体を磨き終えたら、唾液を吐き出します。薬用ハイドロキシアパタイトのナノ粒子がプラークを吸着・除去していますので、その唾液をいったん吐き出すのがポイントです。
画像:株式会社オーラルケアHPより
3-2 2度目は“トリートメント”
口の中に溜まった唾液を吐き出し、口をゆすがずにもう一度、アパガードリナメルを1~2㎝出し、今度は歯にミネラルをしみこませるように、じっくり丁寧に磨いていきましょう。薬用ハイドロキシアパタイトのナノ粒子で歯の表面がツルツルになっていきます。
画像:株式会社オーラルケアHPより
3-3 うがいは少量の水で軽くすすぐ
アパガードリナメルは低発砲のペーストなので泡立ちが少ないため、うがいは後味が気にならない程度に少量のお水で軽くすすぎましょう。
画像:株式会社オーラルケアHPより
4.アパガードリナメルは歯周病予防にも
薬用ハイドロキシアパタイトのナノ粒子は歯周病の原因となるプラークも吸着・除去してくれます。
その他の薬用成分として、抗炎症作用のあるβ-グリチルリチン酸、殺菌効果に優れた塩化セチルピリジニウムが配合されています。
よってアパガードリナメルは、虫歯と歯周病の両方を予防してくれる歯磨剤と言うことです。
5.まとめ
アパガードリナメルの特徴について、お分かりいただけましたでしょうか?
今現在、お口の中で症状や不具合がある場合は、その症状に合わせた薬用成分配合の歯磨剤を使用することをおススメしますが、特にこれといって症状がない場合や、口の中がスッキリしない、着色が付きやすいのが気になる方であれば、ぜひ一度お試しいただきたい歯磨剤がアパガードリナメルです。
アパガードリナメルでトリートメントブラッシングをすることで、歯科医院でメインテナンスしたあとのツルツルした舌触りが続き、いつも着色を指摘されていた方は、着色の付きにくさを実感してもらえると思います。