子どもの歯磨き中の喉突き事故防止に!「まがるハブラシ」でひと安心

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お子さんの歯磨きを見守っていてヒヤヒヤする瞬間はありませんか?

「うっかり歯ブラシを喉の奥まで突いてしまわないかな?」
「ゴシゴシ強い力で磨いているけれど、かえって歯ぐきなどを傷つけてしまっていないかな?」

そんな保護者の方の不安と心配を解決する歯ブラシ商品があります!
その名も「まがるハブラシ」。

子どもの「自分で歯磨きしたい!」という尊重しながら、万が一のときのケガのリスクを最小限にしてくれる安心の商品です。

ここでは、「まがるハブラシ」のメリットはもちろん、お子さんの歯磨きを見守る際に注意したいいくつかのこともご紹介しています。
ぜひご参考になさってくださいね。

1.乳幼児の歯磨き中の喉突き事故は6年間で139件!

消費庁がおこなった調査によると、平成22~28年の間に6歳以下の子どもの歯磨き中におきた喉突き事故は139件にのぼります。
そのうち、3歳以下の子どもの事故は124件あり、歯ブラシによる喉突きのケガによって入院してしまったケースもあります。

子どもはなかなか同じ場所に長くじっとしていることができないため、つい歯磨き中にも歩き回ったりしてしまいがちです。

そういったときにうっかり転倒してしまったり、ドアや人にぶつかってしまって歯ブラシの先が喉の奥を突いてしまう危険性があります。

もちろんそうならないために保護者が注意して見守ることも大切ですが、より喉突き事故のリスクを低減させるために、歯ブラシにもこだわってみるのが二重の安心となるでしょう。

 

2.持ち手がグイ~ンと曲がる「まがるハブラシ」

株式会社DHLから発売されているこちらの「まがるハブラシ」は、子ども向けにつくられた持ち手の曲がる歯ブラシです。

2015年にGOOD DESIGN賞を受賞したこちらの商品は、歯磨き中の喉突き事故の際の衝撃を低減させるために、持ち手とネック部分が力を加えるとグイ~ンと曲がるように設計されています。

まがるハブラシ
画像:GOOD DESIGN AWARD公式HP

種類は、0~3歳向けのネックと持ち手の両方が曲がる「まがるハブラシ Baby」と、3~6歳向けの持ち手の長さが少し長くなり、ネック部分のみ曲がる「まがるハブラシ Kids」の2つがあります。

色は、それぞれピンク・ブルー・オレンジ・グリーンの4色から選ぶことができます。

まがるハブラシ Baby amazon購入ページ
まがるハブラシ  Kids amazon購入ページ

価格はおよそ540円と普通の歯ブラシよりは値が張りますが、価格に見合うだけの利点がいくつもある商品です。

2-1 力が加わると曲がるから喉突きの衝撃を低減

まがるハブラシ
画像:フォルディ株式会社

上の写真を見ていただいてわかるように、力が加わるとネック部分が90度ほど曲がるようになっており、持ち手の部分もグニャっと曲がっています。(写真の商品:「まがるハブラシ Baby」)

こうした設計の効果により、万が一歯磨き中お子さんが転倒してしまって、歯ブラシの先が喉の奥に当たることがあっても衝撃を低減し、重篤なケガを防ぐことができるのです。

このネック部分は200gの圧力がかかると曲がるようになっています。

2-2 ヘッド部分が小さいから奥歯も磨きやすい

お口の小さいお子さんにとって、歯ブラシのヘッドを奥歯のほうまで入れて磨くのはなかなか大変な作業です。
こちらの商品はヘッド部分が小さく作られているため、奥の奥までしっかり歯ブラシの毛先を届かせることができます。

さらに効果的に奥歯を磨くためのポイントとして、お口を大きく開けて歯ブラシの持ち手を45度のななめの角度から入れるとより磨きやすくなります。

歯磨き方法5
画像:クリニカ公式HP

こちらは生えかけでまだ背の低い奥歯を磨くときにとくに効果的な磨き方です。

2-3 滑りにくく握りやすい素材でつくられた持ち手

持ち手の部分はエラストマー素材といわれる滑りにくく指にフィットしやすい素材が採用されています。
三角形グリップになっており、手が小さく握力のまだ弱い小さなお子さんでもしっかり握って歯磨きができます。

2-4 曲がるネックが適切なブラシ圧を判定してくれる

200gの圧力で曲がるこちらの歯ブラシですが、実は歯磨きをする際に歯ブラシにかけるべき適切な圧力というのが150~200gなのです。

歯磨き方法2
画像:クリニカ公式

つまり、こちらの歯ブラシで磨いていてネック部分が曲がってしまっているようなら、それは「ブラシ圧をかけすぎ」のサインなのです!

強すぎるブラッシングはかえって歯や歯ぐきを傷つけ、虫歯の原因になってしまうこともあります。
子どもはついゴシゴシと音を立てて適当に磨いてしまいがちですが、このサインを本人もそばで見ている保護者の方も見逃さずにいれば、磨きすぎを予防することができます。

ちなみに、「ブラシ圧150~200g」というのは子どもだけでなく、大人もなんですよ。
大人の方でも、普段「ゴシゴシ」「キュッキュ」と音が鳴るほど磨いている方はいませんか?

お子さんと歯磨きをしているときに、一緒にチェックしながら磨いてみると習慣づけができてよいかもしれませんね。

3.喉突き事故防止のためにできるほかのこと

万が一のときにケガのリスクを低減させられる歯科グッズを使うことはもちろん大切ですが、一番重要なことは喉突き事故を未然に防ぐための対策です。

3-1 不安定な場所で歯磨きさせない

洗面所前で踏み台やイスの上に立たせて歯磨きをさせるのはやめましょう。
足を踏みはずした際に喉突き事故をおこす可能性があります。

3-2 歯ブラシをくわえたり持ったまま歩き回らせない

歯ブラシに限らず、棒状の固い芯などが入ったお菓子などをくわえているときなどに歩き回らせるのはやめましょう。

喉突き事故の原因として多いのが、やはり歯ブラシを口に入れたまま歩きまわっていてうっかり転倒したり、ドアや人にぶつかってしまうことです。

「歯磨きをするときは床やイスに座ってする」などとお子さんとの間でルールを決めておくのがよいでしょう。

3-3 歯磨き中は保護者がそばで見守ること

一人で歯磨きをさせるのに少し不安な年齢の時期には、必ず保護者がそばで歯磨きを見守るようにしてください。

また、大きくなってちゃんと自分で歯磨きができる歳になっても、兄弟・姉妹どうしでじゃれあいながら歯磨きをしていたりすると歯ブラシにぶつかってうっかり口の中をケガしてしまうことがあります。

適切なブラッシングができているか大人の目からチェックするためにも、お子さんの歯磨きはそばで見守ってあげてください。

4.まとめ

「まがるハブラシ」の利点はいくつもありますが、とくに素晴らしいのは「正しいブラッシング圧」をお子さんが身をもって覚えられることです。

この正しい歯磨きのしかたを覚えていれば、もっと大きくなって普通の大人用の歯ブラシを使うようになっても自分の歯や歯ぐきを傷つけることなく歯磨きをおこなう力加減がわかるのです。

つまり、使っている間だけではなくその後の歯磨き習慣にもよい影響を与えることができる商品であるといえますね。

540円と聞くとやや高い感じがするかもしれませんが、ケガなどからお子さんのお口を守ることができる、大きくなってからも役立つ歯磨きテクニックを覚えさせられるということを考えれば、パパ・ママもひと安心ではないでしょうか?

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