昨今、全身麻酔下における歯科治療で未成年者の死亡事故が発生し世間で話題になりましたね。
皆さんの中で歯科治療を全身麻酔下でやるということにどのようなイメージをお持ちでしょうか?いまいち分からない方が多いのではないでしょうか。
今回は歯科において全身麻酔を行うパターンのお話や、メリット、デメリットを説明させていただいて皆さんの中のイメージをはっきりさせるお手伝いが出来ればと思います。
目次
1.全身麻酔下で歯科治療を行うメリット6選
全身麻酔を行うメリット6つをまずは紹介しようと思います。
1.痛みを感じない
2.完全に意識のない状態にできる
3.治療時の記憶が全く残らない
4.患者様が動かなくなるので、治療を安全におこなえる
5.長時間の診療ができるため、治療が一気にすすめられる
6.外科含めほぼ全ての処置を行うことができる。
全身麻酔を行うとこれらのメリットを得ることができます。
2.全身麻酔をして歯科治療を受けるデメリット6選
次はデメリットになります。
1.治療前に全身の検査が必要
2.気管内挿管を行う際に前歯の破損や唇を傷つけることがある
3.気管内挿管を行うので終わった後、その刺激が原因でのどの痛みや咳などおこることがある。
4.入院が必要な場合もある
5.100万例に1例の割合で死亡事故が起こる
6.費用がかかる
話題になっている死亡事故は気管挿管での医療ミスによるものですね。
3.全身麻酔下での歯科治療をお勧めするとき
最後はどのような患者さんに全身麻酔がおすすめできるか?です。
1.歯科恐怖症の方、パニック障害の方、嘔吐反射が強い方
気づいたらすべてが終わっているのでお勧めです。
2.歯医者が怖かったりじっとしてられないお子さん、障害のある方に
虫歯がいっぱいあって治療が必須なのにもかかわらず治療が困難なお子様や、障害があり認知に問題のあるかた
眠ってもらっているあいだに一気に治療ができるのでおすすめです。
4.まとめ
いかがっだたでしょうか?
全身麻酔はやるうえで様々なデメリットがありますが一気にすすめたり、普段だと治療の難しい方々も治療が可能になるのです。
皆さんも有効活用してみてはいかがでしょうか。