初登山で富士山登頂 水が貴重な富士山での持ち物

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こんにちは(‘ω’)ノ歯科衛生士Sです。
今週は交替で夏季休暇を取得し、私は、体が動くうちにやっておきたいシリーズのひとつである『富士山🗻御来光』を拝んでまいりました。
陽射しのケアを怠った日焼けによるむくみと、筋肉痛と言ってよいのか不明な足全体の痛みと違和感で、階段の上り下りに苦戦しております。
普段全く運動もせず、日中に陽に当たることもなかったため、自分で言うのもなんですが、よく登頂、無事に下山できたな、と(;´Д`)
ご存じの方も多いと思いますが、富士登山では水が大変貴重なため、日常生活の水回りにかなりの制限があります。服装も気温差が激しいため夏場には考えられないような準備品があります。フリー登山でしたが、ツアー参加でしたので、持ち物チェックリストなどがもらえました。今後、富士登山をご検討の方へ向けて、ズブの登山初心者が実際に体験して、持って行ってよかったもの等含めた登頂から下山までの2日間をお話しさせていただきます。

1. 持ち物リスト

荷物を背負って登るわけですから、装備品はなるべく少なくしたいのですが、色々な準備品があります。

1-1 まずは服装と装備品から

 レインウエア・・・山の天候は変わりやすいので天気予報にかかわらず必需品
 防寒具・防寒着・・・日の出前の山頂気温は0~5℃くらいのためフリースやダウン、セーターなど
登山靴・・・ハイカットで靴底がしっかりしたもの
 リュック・・・山小屋泊なら30リットル前後の大きさ目安
 ヘッドランプ・・・懐中電灯では手が塞がるので手がフリーになるヘッドランプがおススメ
 手袋・軍手・・・岩場での手の保護、防寒にもなる
ソックス・・・汗を吸い取る素材でかつ、しっかり厚手の物
 帽子・・・陽射しが強いので日よけとして必要。飛ばされない紐付きの物
 タオル・・・首の日よけ、汗拭きとして必須
 着替え・・・汗をかくので必要。雨天時を考えてジップロックやビニール袋にいれておく
 飲料水・・・最低1ℓは必要。飲み水としては勿論、ケガをした際に洗い流せる
 ゴミ袋・・・ゴミはすべて持ち帰りになるので必要
 日焼け止め・・・紫外線が強いので紫外線対策として

登山靴は、専門店に行って相談して購入しました。店員さんから、登山初心者は靴に助けられるからしっかりしたものを‼とご指導いただいた意味を実際に登ってみて実感できました。
ハイカットとなっているのは、下山道に砂利が多く、靴の中に入るのを防ぐため。レッグウォーマーでも砂利が入るのを防げます。
慣れない登山靴での長時間歩行で靴擦れしなかったのは、しっかり厚手の靴下を選んだからだと思います。
飲料水は購入できますが、500㎖で500円前後します💦

1-2 あったら便利なもの

 ストック・・・歩行のバランスとり、足腰の負担軽減
 モバイル充電器・・・電波状況の関係でバッテリーの消耗が激しい
小銭(100円)・・・トイレはすべて有料。200~300円
 トイレットペーパー・・・トイレでもしもの時用。
 靴・サンダル・・・下山後の履き替え用
 行動食・・・チョコレート・キャラメル、ドライフルーツなど
 歯みがき・・・水道使用不可なので下山してから用
 絆創膏・・・靴擦れ、擦り傷などのため準備
 ウェットティッシュ・・・手拭き、汗拭き。女性は化粧落としも必要
 健康保険証・・・いざという時のため

小銭(100円)があったら便利なものリストにありますが、これは必需品に入ると思います。普段トイレに行く回数が少ない私でも宿泊先の山小屋含めて3回はトイレ利用しました。100円がないとトイレに入れませんので、多めに持っていくことをおススメします。

行動食はすぐに取り出せるように持っていくと良いと思います。ゴミは持ち帰りになるのでそれも考慮しつつ。チョコレートは暑さでとけないコーテイングされているタイプがおススメ。登山中は疲れて甘いものを欲しますが、しょっぱいものもあるとなお良し。

途中休憩でのおやつタイムで何でも癒されました。たまたま一緒に休憩をとった見ず知らずの人とおやつ交換をしたりもしました。


歯みがきは基本水道が使用できないので山小屋泊ではできません。飲料水を使用するか、うがいが不要な歯磨き粉になると思います。歯磨きシートを持っていきましたが、疲れてそれさえも使わずに終わりました💦

京急百貨店オンラインショップHPより

絆創膏は自分では使わずに済みましたが、山頂で御来光待ちをしていた時に、隣にいたご家族で指にケガをした人がいたのであげました。

ウェットティッシュは手拭き用以外に、体も顔も拭けるものがドラッグストアにありました。
山小屋泊ではお風呂もシャワーもありませんので、顔や体は汗や化粧を拭き取りして就寝になります。
私はこれを持っていきました。

 

2. 富士スバルライン五合目から登山スタート

画像:富士吉田市観光ガイドHPより

ツアーバスでお昼前に5合目に到着して、登山スタートとなります。
富士スバルライン施設内のトイレは無料なので、ここでしっかりトイレに行っておくことをおススメします。


画像:富士吉田市観光ガイドHPより

3. 山小屋到着

2のスタートから3の山小屋到着と簡単に書いてはいますが、想像していた以上に過酷な体験でした(;´Д`)
フリー登山でガイドなしだったので、自分のペースで進むことができたのが幸いだったように思います。


これはまだ写真を撮る余裕があった途中地点。
思っていた以上に岩場が多く、軍手などのグローブは必須だと思います。
荷物を背負っているのと、後半は足に力が入らなくなるため踏ん張りがきかなくなってきて、四つん這いにならないと後ろに倒れてしまいそうになりながら必死に山小屋を目指して登りました。


これは到着した山小屋ではなく、まだ途中(;´Д`)
写真一番上に見えている建物が、目指す八合目の山小屋。
もう辺りがどんどん暗くなってきて、人も少なくなり、心が折れそうになりました。
五合目出発が12:06。山小屋についてのは夜の7時過ぎでした。
到着時は疲れすぎて、もう写真を撮ることも忘れてしまいました。
お世話になった八合目の富士山ホテル(ホテルという名の山小屋w)はこんな感じです。

富士山ホテルHPより


4. 山頂目指して出発

当初は混雑を考えて、山小屋で御来光を拝んでから山頂を目指す計画でしたが、慣れない環境ということもあり、夜8時の消灯で就寝後、12時前には目が覚めました。トイレにいくために山小屋をでたらすでに起きている人たちもちらほら。外は満天の星空でした。
せっかく目覚めたので、予定を変更して準備をはじめ、ご来光目指して山頂に向かいました。

前日、隣のツアーガイドさんの説明を紛れて一緒に聞いていましたが、山頂を目指す前の服装は、持ってきている防寒具を全部着込み、雨が降っていなくてもレインウエアを装着すること。レインウエアは雨除けだけではなく防寒になるからだそうです。それをしっかり守りすべて着込んで出発。

山小屋に掲示してあった出発目安時間は2時30分ごろでしたが、1時過ぎに登頂開始。
前日の疲労が仮眠だけでは抜けきっていないため、たくさん休憩を取りながらの山頂までむかいました。
他団体ツアーガイドが、「ここが最後の休憩地点です!!」と言っていた場所以降も何度も休みをとり、山頂の鳥居に到着したのは3時半ごろ。




ここから御来光を待ちます。


言われていた通り、山頂はとても寒く、ミルクティーを購入して寒さをしのぎました。
普段自販機で160円ほどのミルクティーが山頂では500円w
けどタオルにまかないと持っていられないほど熱々で、御来光待ちの寒さしのぎにこの500円はとてもありがたい存在でした。

5時過ぎに日の出がはじまりました。


私のカメラセンスのなさから、写真がボケボケですが、天候にも恵まれとてもきれいな日の出でした。

登り切った跡がこんな感じ


その後、山小屋で持たされたお弁当を食べて、お鉢巡りは時間的にあきらめて、周りを少し散策したのち6時半ごろから下山開始しました。

5. 下山もなかなか大変(;´Д`)

下山スタート時に、警備員さんに予想時間を尋ねたら、4時間くらい、と。
その警備員さんは90分で降りられるのだそうですw
ところがどっこい(;´Д`)
下山は下山で、違った大変さがありました。
足腰に力が入らなくなっているところの下りはかなり厳しい💦
しかも砂利の傾斜は足をとられて何度も転びそうになります。
なんだかんだでツアーバスの点呼集合10分前くらいのギリギリで下山完了。
バスに置いて行かれるかと思って最後は必死でした。

6. まとめ

今回はお口の中の話から離れてしまいましたが、貴重な体験だったためお話しさせていただきました。
毎日行っている歯みがきですが、登山に限らずできない環境は他にもあります。
あまりに過酷すぎて歯を磨いていないことすら忘れてしまうほどでした。
下山後に立ち寄った銭湯でも、時間が少なすぎて歯磨きを忘れ、帰宅後にやっと歯みがきw
しっかり時間をかけて磨きました。
準備品についてを記載しましたが、ツアーからのお知らせ以外にもネットでいろんな情報が出ています。
全部が全部、必要なわけではないですが、スペースが許すのであれば準備しておくに越したことはないでしょう。
夏季休暇はあっという間で明日からまた仕事開始。
まだまだ足腰がワナワナしていますが、みなさんのお口の健康を一緒にお守りするためにがんばります!!

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