マスク内の口臭の原因とその対策、お教えします

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細菌を減らした「キレイな口」で、本当の健康を育む

今こそ、「リスクに強い身体づくり」の時代

3月8日(月)にまた緊急事態宣言延長になりました。
飲食店が早々に閉店してしまうと、駅からの帰路がとっても暗い・・・(ノД`)・゜・
外出時マスク着用必須な生活は慣れましたが、昨日、ニュースでマスク食の映像が流れていました。
片耳にマスク紐をぶら下げたまま、一口食べたらすぐマスク・・・会話を控えた黙食のみならず、咀嚼時もマスクを着用しなければならないなんて(゚Д゚;)
そこでマスク絡みのお話しになりますが、マスク生活が続くこの昨今、自分の口臭が気になるようになった(;´Д`)という人が増えているようです。マスクをしていることで自分の吐き出す息がマスク内にこもって気になる。あなたはいかがですか?
以前は気にならなかったのにどうして?
今回は、マスク生活で気になる口臭の原因とその対策についてお話していきたいと思います。

1.口臭の原因

口臭には種類があり、大きく分けて2つ、生理的口臭と病的口臭があります。


①生理的口臭
起床時や空腹時、緊張した時等一時的に強まる口臭のこと。これは誰にでもあり、食べたり飲んだりすることで軽減されます。

②病的口臭
何らかの病気が原因で起こる口臭のこと。むし歯・歯周病等の口腔環境に係るもの、糖尿病や消化器系、その他全身疾患が原因のものがあります。

 

口腔内がお手入れされていないことに比例して、生理的口臭も強まります。
一般的な病的口臭の約9割は、口腔内に原因があると言われています。
どちらも毎日の口腔ケアが鍵となる、ということです。

2.マスク口臭の対処法はどんなことをしていますか?

ある企業がとったアンケートによると、マスク生活で自分の息が気になる方は下記のような対処法をしているという結果が報告されています。
①歯を磨く
②水やお茶を飲む
③うがいをする
④ガムやタブレットを噛む
⑤洗口液を使う
⑥舌を磨く
⑦近距離で会話をしない。人と距離をとる

残念ながら、どれも一時的なもので、口臭の根本的解決にはなりません。

3.マスク生活で口臭が気になる原因

口臭の原因となるのは、口腔内の細菌です。歯をよく磨く人でも1,000~2,000億個、あまり歯を磨かない人では4,000~6,000億個の細菌が口の中にいると言われています。ほとんど歯を磨かない人だと、その数はなんと1兆にのぼると・・・・恐ろしい数ですよね💦

細菌は、口腔内の剝がれ落ちた粘膜や食事の食べカスなどを分解・発酵し、その時に出すガスが口臭になります。口の中の唾液には、自浄作用(口腔内を洗い流す機能)がありますが、マスク生活により、口呼吸が増えたり、マスクをしていることで飲み物を摂取する回数が軽減したりすることで、口の中はどんどん乾いていきます。乾燥した口腔内では細菌が増殖しやすい環境が作られてしまいます。

4.口腔内細菌を減らすには?

口の中の細菌とは、どこにいるものなのでしょうか?
①歯
②舌の上
③頬の粘膜
④歯肉

答えは全部です!!
口腔内には約700種類もの細菌がいると言われており、その細菌の中にはむし歯菌、歯周病菌も含まれています。
口の中で歯の表面積は約25%です。細菌を減らすために歯磨きは必須です。歯ブラシだけではなく、歯と歯の間の汚れはデンタルフロスや歯間ブラシ等が必要になります。
そして口臭の原因となる細菌を減らすためには、残りの約75%、舌・頬粘膜・歯肉もキチンとケアすることがとても重要になります。口腔内をきれいに保つ秘訣は、歯だけではなく、舌や頬粘膜等を含めた口の中全体のお手入れをすることです。口の中全体をケアすることで初めて細菌を減らすことができるのです。

5.細菌を減らすためのおススメケアグッズ

歯磨きにプラスして使用してほしい、補助的清掃具や洗口液をご紹介していきます。

5-1 歯肉の中の細菌まで根こそぎ除去「フロアフロス」

デンタルフロスと聞くと、ほとんどの方は歯と歯の間の清掃、と考えると思います。
ここでご紹介するオーラルケアのフロアフロスは歯周病予防のためのデンタルフロスです。歯肉の中1~2㎜まで挿入して縁下(歯肉の中)プラークを除去します。384本もの細かなポリエステル繊維を束ねて作られていて、口の中の唾液によってフワッと広がり、広がった繊維が細菌を逃がさずゴッソリからめとります。

画像:株式会社オーラルケアHPより
株式会社オーラルケア フロアフロス
45m 660円(税込) 250m 2,530円(税込)

5-2 舌・頬粘膜・歯肉の細菌対策におススメ洗口剤

歯ブラシやデンタルフロスでケアをした残りの約75%を占める舌・頬粘膜・歯肉はどのようにケアしたらよいでしょうか?
歯ブラシはその名の通り、歯を磨くためのもので、歯以外の場所に使用すると粘膜を傷つけてしまう可能性があります。うがいをすると言っても、細菌は粘性があるため、水のみのうがいでは除去することができません。
そこでご紹介するのが「薬用プラクリア」です。
細菌を吸着する効果があるハイドロキシアパタイト配合のアパガードリナメルから洗口液が出ました。

画像:株式会社オーラルケアHPより
株式会社オーラルケア 薬用プラクリア
150㎖ 2,310円(税込) 550㎖ 4,180円(税込)

なめらかな液体が口腔内の隅々までいきわたり、複雑な口腔内や粘膜・舌の細菌を絡めとります。

 

ハイドロキシアパタイト(mHAP)の菌吸着効果

画像:株式会社オーラルケアHPより

 

もう一つおススメの洗口剤は「薬用マウスウォッシュ コンクールF」です。

画像:ウェルテックHPより
薬用マウスウォッシュ コンクールF 100㎜ 1,100円

薄めて使用するタイプの洗口液で、グルコン酸クロルヘキシジンの作用で歯周病菌・虫歯菌を破壊し、歯面や粘膜に殺菌剤がはりつき、最長12時間殺菌効果を持続します。
唾液の分泌が減少する就寝中に備えて、お休み前の洗口がおススメです。勿論、日中の使用もできます。
アルコール含有ですが、薄めて使用するので、希釈した際のアルコールは微量です。刺激が少なく、お子さんや妊娠中の方の使用もOKです。原液タイプに比べて、希釈タイプの洗口液はコスパが良いのがうれしいですね。
注)グルコン酸クロルヘキシジンにアレルギーがある方は使用できません。

6.まとめ

マスクを使用していることで、口呼吸や飲み物を飲む回数が減り、口腔内は乾燥しやすい環境になります。
口腔内が乾燥していると、細菌が増殖しやすい環境になり、口臭の原因になります。細菌を減らすためには、歯を磨くだけではなく、舌や頬粘膜、歯肉といった口腔内全体のケアが必要になります。
歯ブラシにプラスして補助的清掃具、歯以外の舌や粘膜のケアとして洗口剤を併用することをおススメいたします。

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