むし歯でつらい経験をした親御さんは特に、自分のお子さんはむし歯をつくらせたくない!!と思っていらっしゃることでしょう。
歯磨剤の使用する年齢は、基本的にブクブクうがいができるようになってから・・・とご案内していましたが、昨年末に乳幼児期にも安心して使用できるフッ化物配合歯磨剤「チェックアップこども500」が発売され、当院でも早速導入致しました。
今回はこの「チェックアップこども500」をご紹介したいと思います。
目次
1.チェックアップこども500の特長
もともとチェックアップシリーズでは6歳以上の学齢期に使用する歯磨剤はありましたが、今回は6歳未満のお子さんにも安心して使用していただけるフッ化物500ppm配合の「チェックアップこども500」が昨年末に新登場しました。
チェックアップこども500 60g 250円(税別)
画像:ライオン歯科材株式会社HPより
フッ化物は歯質を強化し、歯の再石灰化を促進させてくれる薬用成分です。
毎日のブラッシングに取り入れてのむし歯予防をおススメします。
1-1 低研磨・低発砲でやさしくじっくり磨ける
チェックアップこども500は歯や歯肉にやさしい低研磨で、泡立ちがすくなく、フッ素が口腔内の隅々まで行き渡るソフトペーストタイプで、じっくり時間をかけてブラッシングができます。味はお子さんに人気のあるブドウ香味です。
1-2 フッ素がしっかりとどまる
フッ素滞留性を高めるコーティング剤:カチオン化セルロース配合によって、フッ素をしっかり歯質にとどめます。
画像:ライオン歯科材株式会社HPより
2.チェックアップこども500の使用量
ペーストは年齢に応じて使用量を調整してください。
6ヵ月~2歳までは3㎜程度。3歳~5歳は5㎜以下を歯ブラシにのせてブラッシングしてください。
画像:ライオン歯科材株式会社HPより
3.歯磨き後のうがいは少量に
歯磨剤の特長でお話ししましたが、チェックアップこども500は泡立ちを抑えた低発砲タイプのソフトペーストなので、少量の水でのうがいが可能です。ブラッシング後、歯磨き剤を吐き出し、15ml(大さじ1)※の水をはかり、約5秒間ブクブクうがいをします。
うがいができない年齢のお子さんで、ペースト残りが気になるようならガーゼやティッシュペーパーでペーストを軽く拭き取ってください。
※大さじ1はペットボトルのキャップ2杯分くらい
画像:ライオン歯科材株式会社HPより
4.むし歯リスクが高い場合はチェックアップジェルをプラス
歯科検診でお子さんのむし歯リスクが高めだと指摘されたり、砂糖摂取の頻度が多かったりするならば、夜の歯みがき後に、フッ化物配合のジェルをプラスして使用することをおススメします。
6歳未満のお子さんにはチェックアップジェル(バナナ)を使用してください。
60g 580円(税別)
画像:ライオン歯科材株式会社HPより
チェックアップジェルも歯磨き剤と使用量は同じです。年齢に応じた量を歯ブラシにのせて、ブラッシングで全体に行き渡らせ、少量の水(15ml:大さじ1)ですすいでください。
5.まとめ
6歳未満のお子さんにも使用できる歯磨剤、チェックアップこども500を紹介させていただきました。
毎日の歯みがきにフッ化物配合歯磨剤を取り入れてむし歯を予防しましょう。
健康なお口を保つためには、毎日のセルフケアと定期的な歯科検診が大切です。
お子さんに現在むし歯がない状態でも、定期的に歯科受診をしてお口の中のチェックをしてもらって下さい。