長ーく勤められる歯科医院選び~面接時の院内見学は大切です~

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こんにちは。歯科衛生士のSです。
当法人では4月から歯科医師・歯科衛生士・歯科助手合わせて5名の新しいスタッフが勤務してくださることになっています。私は歯科衛生士・歯科助手の採用を担当しているので、面接した入職スタッフの迎え入れを心待ちにしているところであります♪
以前のブログでお話ししましたが、私は現在の歯科医院に勤めながら専門学校に通い、歯科衛生士になったため、自分自身は歯科衛生士として面接を受けた経験はありません。
しかし、毎年中途採用も含めたくさんの方とお話しさせていただくことで、求職者が勤務先に求めるものや、どんな優先順位で勤務先を探しているか、どんなことに不安を感じているかなどは色々伺ってきました。
そこで今回は、これから転職を考えている方、今週末の歯科衛生士国家試験合格発表後に就活を始める方に向けて、長ーく働ける歯科医院選び(面接時)のポイントなどについてお話していきたいと思います。

1.医院ホームページを必ず確認すべし

求職者はまず、学校へ来ている求人情報やその他求人サイト等で募集要項等の確認をしていくつかの医院をピックアップするかと思います。募集要項で休診日や就業時間、給与額などは確認すると思います。通勤時間をふまえて就業時間は無理がないか、医院休診日が固定の場合は自分のライフスタイルと合っているかなどのチェックは大切です。募集要項はもちろん大事なのですが、それにプラスして必ず医院のホームページを閲覧することも忘れないでください。歯科医院のホームページは、通院を希望する患者さんだけではなく、求職者の方にも見ていただきたい情報をたくさん掲載しています。就職後、その歯科医院の組織の一員となって診療に携っていくわけですから、その歯科医院の方向性やどんな治療に力をいれているのかなど、ぜひ見ておいてください。最近はInstagramなどのSNS発信も多くみられますので、それらも募集要項だけでは分からない医院の雰囲気等を知る材料になります。



1-1 募集がでていなくても問合せしてみる

求人サイト等に掲載されていなくても、面接を受け入れてくれる場合があります。スタッフ退職や増員等の急募ではないけれど、良い人材であれば雇用したいというスタンスの歯科医院は多数あると思います。募集されていないけれども気になっている医院があれば、直接電話連絡や、医院ホームページのお問合せから確認してみると良いでしょう。

2.面接時に医院見学もさせてもらう

面接日程を決める際に、院内の見学もさせてもらえるように伝えておきましょう。歯科医院の設備を見学するだけでなく、できれば実際に診療を行っている時間帯に見学をして、少しでも医院の雰囲気を体感できるようにすることをおススメします。法人では、メインテナンスや治療をチェアサイドで見学希望される場合、白衣等に着替えていただきご案内をするようにしています。歯科医師や新卒衛生士はチェアサイドでの見学を希望される方が傾向として多いです。私は見学時にどんなところが見たいか求職者の方に直接聞くようにしています。「〇〇には何を使用していますか?」とか「患者情報(レントゲンやその他写真など)の管理は?」等、見たい情報をご案内するようにしています。

3.面接時に募集要項を確認する

新卒でない限り、他院や異業種からの転職となるわけですが、退職(転職)理由で多くあげられるものとして、勤務してみたら募集要項の記載と相違する面があった、という内容です。診療(就業)時間には終わらず、毎日残業で帰宅が遅くなってしまう等で退職(転職)に至ったという話は少なくありません。社会保険完備になっているけれども、実際には今後加入予定だったなど。募集要項に書いてあるのだから大丈夫とか、聞きにくいからとか、聞かなかった、聞けなかった理由があるのだと思いますが、そこは大事なことなので遠慮せずに確認しましょう。私が面接する際には、念のため募集要項のおさらいは必ず行い、問題ないかの同意を得るようにしています。

3-1 面接後も疑問点があれば問い合わせる

面接時に聞き忘れたことや、後から疑問に感じたことがあれば電話やメール等で問い合わせしましょう。

 

4.研修制度の確認をする

人員補充等で求人が急募の場合、特に経験者であれば即戦力として迎え入れられてしまい不安を感じたという話もききます。経験・未経験を問わず、自分が実際に勤務をしたら、どのような流れで研修が行われるのかを確認しておきましょう。
ちなみに当法人ではチューター制度を取り入れており、経験者でもスキルチェックを行いながら研修をすすめていきます。新卒や未経験者の場合は社会(医療)人としての研修(座学)も行っており、外部講師の接遇セミナー等も取り入れています。



5.職場での嫌なこと上位は人間関係トラブル

面接時に行っているアンケートで、仕事をしていく上で嫌なこととして記載が多いのがスタッフコミュニケーション不具合等の人間関係トラブルです。前職で実際に体験した人が多く、職種、年代問わず一番記載が多い内容です。次いで多いのがパワーハラスメント。どちらも自分が対象となっていなくても、起こっている、されているのを見ているだけで嫌な思いをするという話を多く伺います。


法人内ではビジネスエチケットとしてスタッフコミュニケーションの在り方等を周知しています。新規入職スタッフの研修でも必ず行う座学項目のひとつです。

6.まとめ

あるセミナーで、就職先歯科医院を決めるのは彼氏を探すのに近い、と仰っていた講師の先生がいました。
長くお付き合いするために、じっくりと選別し、自分に相応しいか見極めが大切だと。受け入れる側の私たちも、数多くある歯科医院の中から当院を見つけてくれ、面接で『この人!!』とビビッときて雇入れを決定するわけですから長ーいお付き合いを望んでおります。面接時には必ず医院見学もしてもらい、可能であれば他スタッフともお話をする時間をとるようにしています。質問や不安な点は遠慮なく確認していただいてOKです。求職者の皆さんにステキな歯科医院との出会いがありますように。

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