毎日、毎食後にする歯磨き。
健康な歯を保つためにしっかり磨きたいけれど、なんだかマンネリ化してしまうこともありますよね。
歯磨きの時間は退屈だからとついテレビやスマホを眺めていると、時間をかけているわりには磨き方がおざなりになってしまってしっかり歯磨きできていないこともあるかもしれません。
そこで、今回ご紹介するのはちょっぴり珍しいラバー素材の毛でできた歯ブラシです。
最近歯磨きをテキトーにやっちゃってたな…、そろそろ歯ブラシも替え時だったし新しい製品を試してみたいな…と思っている方にはとってもオススメです。
ぜひ新感覚の磨き心地で、歯磨き時間を楽しんでみてください。
目次
1.新感覚!ラバーヘッドの歯ブラシ
ご紹介するのは去年2023年にクリニカから発売された「クリニカPRO ハブラシ ラバーヘッド」です。
画像:公式HP
1-1 柔らかくてソフトなラバーの毛先
クリニカ史上初のラバーヘッドの歯ブラシは、普通の歯ブラシではナイロンやポリエステルなどの素材で植え込まれている毛の部分がすべてラバー素材でできています。
画像:同上
なんだか一見すると硬くて痛そうに見えるラバーの歯ブラシですが、意外にもラバーの弾力性のおかげでしなりやすいため、とても柔らかくてソフトな当たり心地の歯ブラシです。
こちらの製品には「ふつう」「やわらかめ」の2タイプが展開されていますが、どちらも磨き心地の優しさは保証されています。
柔らかさがあるため、歯ぐきへの負担や傷つけてしまうリスクも低減させることができるのも安心ですね。
1-2 歯垢除去率もしっかり!
柔らかさがある分、歯の汚れも落ちづらいのでは?と心配になるかもしれません。
しかし弾力のあるラバーの毛先がしっかりと歯面に密着し、それらがしなることで歯垢などの汚れを落とすため、磨きあがりを舌で舐めてみるとツルツルした実感を得ることができるでしょう。
こちらの製品、実はもともと「毎日の歯磨きでは歯垢はしっかり落とせていないんじゃないか…」という消費者の方の不安の声を聞いて開発されたものなのです。
磨き心地の良さも維持しつつ、しっかりと歯垢除去力を持ったものを研究して作られたものです。
▲一般的なナイロン製の歯ブラシ
▲クリニカのラバーヘッド歯ブラシ
1-3 コンパクトで薄型のヘッドだから口の中で動かしやすい
口の中に入るヘッド部分は薄く・スリムに作られているため、狭いお口の中でも小回りが利きやすくなっています。
舌に当たって押しのけることも普通のサイズの歯ブラシよりも少ないため、歯磨き中に「オエッ」と気持ち悪くなりやすい方にもオススメです。
また、汚れの残りやすい歯と歯のあいだの部分や、ブラシの毛先が届きにくい奥歯にもしっかり届くため磨き残しが気になる方にもよいでしょう。
2.放置すると怖い「歯垢」
歯垢は歯磨きでしっかり磨き落としきれずそのまま放置されていると、歯ぐきの炎症を起こすことがあります。
歯肉炎の状態になっても適切なケアができておらず進行してしまうと、歯周病となって歯を支えている骨にも悪影響が出てしまい、歯ぐきから出血したり歯がグラグラ揺れてしまうことがあります。
また、口臭の原因になったり虫歯になったりするリスクもあります。
もちろん定期的に歯医者さんに通って歯のクリーニングをしてもらうことも必要なのですが、歯の健康のために一番大切なのは毎日自分でおこなう歯磨きなどのセルフケアです。
そのためにも、自分にとって使い勝手のよい歯磨きグッズを使うこと。
そして、適切な歯磨き方法を知ることが大切です。
適切な歯磨き方法は、人によって歯並びも異なるためそれぞれありますが、歯医者さんの定期検診に通うと実際に歯ブラシを歯に当てながら正しいやり方を教えてもらうことができます。
ここでは、誰にでも実践してほしい歯磨きの基本についてご紹介しましょう。
2-1 磨きづらいところは歯ブラシの当て方を変えて
実はお口の中には歯の汚れ(歯垢 プラーク)が残りやすい場所というものがあります。
歯と歯の間・歯茎と歯の境目・デコボコに並んでいる歯・奥歯の嚙み合わせる面・生えかけで周りのより高さがない歯はとくに汚れが残りやすいのです。
画像:ライオン
こういった場所は、歯茎に対し歯ブラシを45度の角度にして前後にやさしく動かすと歯ブラシの毛先が歯と歯茎の境目に入り、汚れをかきだしてくれます。
デコボコに並んだ歯には、歯ブラシを縦に持ち、1本ずつ当てた歯ブラシを上下に動かしながら磨きます。
生えかけの歯など、周囲の歯よりも高さがなく普通に磨いているだけでは歯ブラシがあたらない歯には、歯ブラシを斜めの角度から入れて磨きます。
2-2 力はかけすぎない
実は歯磨きのときに歯ブラシにかける力はそこまで強くなくて良いのです。
磨いているときに「シャカシャカ」など音が鳴るようだったらそれは力をかけて磨きすぎ!のサインです。
画像:クリニカ
量りがご自宅にある方はぜひ一度歯ブラシを使って試してみてほしいのですが、歯磨き時に推奨される力の掛け具合は量りでは150~200gのものとされています。
実際にやってみるとわかるのですが、ほんのちょっと力を入れたくらいで200gは余裕で超えてしまったりします。
歯は硬いものだから頑丈だろうと思ってついゴシゴシ磨いてしまうかもしれませんが、目に見えない歯の表面の組織は強い力で磨かれるたびに小さく傷がついてしまうことがあります。
また、歯ぐきという柔らかい部分を傷つけてしまう可能性もあります。
歯磨きは優しい力で、1本を丁寧に磨いたら横の歯に移る…という小刻みな磨き方が推奨されています。
3.まとめ
新感覚のラバーヘッド歯ブラシでぜひマンネリ化した毎日の歯磨き習慣を変えてみてくださいね!
また、ラバーヘッドの歯ブラシの替え時は普通の歯ブラシと同様に毛先が広がってきたときがサインです。
毛先が広がってしまった歯ブラシは汚れを落とす効果も落ちてしまうので、気を付けてくださいね。