歯ブラシってたくさん種類があってどれを選べばいいか迷ってしまいますよね?
そんななかで動物の毛を使った歯ブラシがあるのをご存知ですか?
主に馬の毛や豚の毛の歯ブラシが市場にはでまわっています。
今回は豚の毛の歯ブラシについて、詳しくメリットやデメリット、一般の歯ブラシとの違いについて書いていこうと思います。
目次
1.豚の毛の歯ブラシのメリット
まず、豚の毛の歯ブラシを使うメリットについて説明していきます。
1-1.豚の毛の歯ブラシは硬い
豚の毛は他の動物の毛に比べて硬さがあります。
馬の毛の歯ブラシもありますが、あれは硬さが柔らかすぎて正直歯垢の除去や歯ぐきのマッサージには効果がなさすぎて、歯科医としてはおすすめできません。
むしろナイロンでできた普通の歯ブラシと変わらない、むしろやや硬めぐらいの硬さを持ちます。
硬さはしっかりあるのに天然素材のため口当たりがよく、普通の歯ブラシの口当たりを強く感じてしまう方やナチュラリストの方におすすめしたい歯ブラシですね。
1-2.豚の毛の歯ブラシは優しい
豚の毛は普通のナイロンの歯ブラシよりものにあたったときに、毛が優しく広がるので歯や歯ぐきを傷つけにくいという特徴があります。
また毛先は使えば使うほど磨耗し丸くなるので、どんどん口当たりがよくなってきます。
1-3.豚の毛の歯ブラシは長持ち
豚の毛の歯ブラシは歯磨きをするときに広がっても、元に戻ろうとする力が強く、長く使うことができます。
基本的には一ヶ月ほどで交換となりますが、状態によってはもっと長く使えるかもしれませんね。
2.豚の毛の歯ブラシのデメリット
次に豚の歯ブラシを使ううえでのデメリットを紹介します。
2-1.豚の毛の歯ブラシは乾きにくい
化学繊維のナイロンと違い、豚の毛は天然のものなので水を吸ってしまうのです。
人間の髪の毛も乾きにくいですよね?同じように豚の毛も乾きにくいのです。
なので、しっかり乾かさないと細菌が繁殖してしまい、不衛生な状態になってしまいます。
もういっそドライヤーで乾かすといいかもしれません。毛ですから。
2-2.豚の毛の歯ブラシは優しすぎる
豚の毛は歯ぐきを傷つけないというメリットはありますが、逆に優しすぎてナイロンほどの歯茎マッサージ効果や歯垢除去能力はありません。
歯垢や汚れをしっかり落としたい人にはむかないです。
2-3.豚の毛にアレルギーを起こす可能性がある
歯を磨いたときに豚の毛の磨耗した屑が歯周ポケットに残留してしまうと、アレルギー反応を起こしてしまうことがあります。
アレルギー体質の方は避けるか、一度アレルギーの検査を行ってから使用するといいでしょう。
3.豚の毛の歯ブラシはどんな人に使ってもらいたいか
普通の歯ブラシでは歯ぐきが痛くなってしまう方や、歯を一ミリも歯ブラシで削りたくない人には良いのではないでしょうか。
あとは化学繊維を使いたくないナチュラリストの方ですね。
4.まとめ
いかがだったでしょうか?
豚の毛の歯ブラシを使いたいと思ったかたの判断材料になれれば幸いです。