乳歯の神経って取って大丈夫？～お母さんの疑問答えます～

お子さんの歯に虫歯ができてしまい、乳歯の神経をとったほうが良いとすすめられたことはありませんか？

今回は乳歯の神経をとらざるをえない時の判断について説明していきます。

１．歯の神経はとったほうが良い

結論から申し上げますと、虫歯が神経までいってしまった歯の神経はとったほうが良いです。

神経まで虫歯が到達すると乳歯の神経を殺し根の先からその下の顎の骨のほうまで炎症が及びます。

そうするとその下にあり永久歯の歯胚に細菌感染が及んでしまうことがあります。

そうすると永久歯がきちんと作られず、ターナー歯という弱い歯になってしまうのです。

また永久歯が膿の袋を避けようとして変に傾くので歯並びが悪くなる原因にもなります。

なので神経はとったほうが良いです。

乳歯の神経が永久歯に及ぼす影響は一切ないため、乳歯の神経をとったからといって永久歯が育たなくなることはありません。

ただ永久歯が生えてくるときに乳歯の根っこの吸収がうまくいかなくなることがあり、乳歯のなかなか抜けなかったり、逆に早く抜けてしまうこともあります。

いかがだったでしょうか

乳歯が神経に達する虫歯の場合、神経はとるようにしましょうね。