こんな習慣があったら要注意!知覚過敏になりやすい人の特徴

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なんだか最近冷たいものを飲むと歯が凍みる気がする…。
すぐにおさまるからあんまり気にしていなかったけど、最近凍みる頻度が多くなってきたような…。

そんなお口のトラブルでお困りのあなた。
もしかしたらその症状、「知覚過敏」かもしれません。

歯磨きも毎日時間しっかりしているのにこんなことになってしまうなんて…と
落ち込まれてしまうかもしれませんが、普段の何気ない生活習慣を見直すことで
知覚過敏の症状を起こりにくくすることができます。

1.知覚過敏の原因は一つじゃない!

知覚過敏の主な症状は、冷たいもの温かいものを口に入れたり、口から冷たい空気を吸ったときなどに一瞬だけ凍みるような感覚を覚えるものをいいます。

なぜこういう症状が起きてしまうかというと、歯の表面にある「エナメル質」といわれる部分が壊れ、その内側にある「象牙質(ぞうげしつ)」の部分が表面に露出することで、外部から刺激を敏感に感じやすくなってしまうためです。

ではこの象牙質が露出してしまうのはどういった原因が考えられるのか。
実は食生活や毎日の生活クセなど、お口の中だけの問題に限らないところに原因がひそんでいるのです。

知覚過敏を和らげるための治療は歯医者さんで行うことができますが、食生活やクセは自分で気をつけて改善していく必要があります。

症状を感じるのは一瞬とはいえ、知覚過敏を起こしやすいお口の中の環境は必ずしも健康であるとはいえません。

そのままにしておくと神経の治療をする必要があるような、大きな虫歯をつくってしまう可能性もあるのです。

あなたの知覚過敏の原因はどこからきているのか、原因を知って改善法を見つけていきましょう!

2.知覚過敏の原因① 歯がダメージを受けている

知覚過敏の原因の一つとして考えられるのが、食生活や何気ないクセなどによって毎日少しずつ歯の表面がダメージを受け続けたことで、歯の表面のエナメル質が摩耗してしまったことが考えられます。

健康のために良かれと思ってやっていること、歯の健康には無関係と思っていることでも実は歯に微細なダメージを与えてしまっていることがあるのです。

以下にご紹介する「歯にダメージを与えやすい習慣」、あなたはいくつ当てはまっているでしょうか?

2-1 歯磨きは「ゴシゴシ」と音がするくらい強く磨く

虫歯にならないように食後は必ず歯磨きをする。時間をかけて強く磨けば磨くほど汚れも取れると思うから、ゴシゴシと音が聞こえてくるくらい歯の表面を強くこするようにしている。

こういった歯磨きのしかたをされてはいませんか?

歯ブラシに強い力をかけて音がするほど磨くやり方は、かえって知覚過敏や虫歯を引き起こしやすいくなる歯磨き法です。

歯の表面のエナメル質といわれる部分は、強いブラッシングで傷つきやすくなっています。

ハブラシにかける適切な力は、150~200gとなっています。
自宅に計りがある方は一度歯ブラシを使って150gになるほどの圧力を体感してみてください。

かなり弱い力でもすぐに針が大きくふれてしまうことがわかるかと思います。

画像:ライオン公式HP

また、歯磨きの際により効果的だと思って歯磨き粉をいっぱいつけて磨くこともかえって逆効果となってしまいます。

ゴシゴシと音が鳴っていたらそれは強く磨きすぎのサイン!
力ではなく時間をかけて、やさしい力で小刻みに歯ブラシを動かすのがポイントです。

つい歯ブラシにかける力が強くなりがちな方は、歯ブラシの毛先の硬さがやわらかいタイプのものを選ぶようにしましょう。

2-2 歯ぎしりをするクセや欠けている歯がある

寝ている間に上下の歯をギリギリとこすりあわせる歯ぎしりのクセがある、日中に考え事をしているときや重いものを持つときに無意識に奥歯を噛み締めている…。

こんな習慣はありませんか?

こうした継続的に歯の表面に圧力がかかり続けるクセを持っていると、その分歯はダメージを受けるため良くありません。

また、アゴをぶつけた際などに前歯の先端が少し欠けたりなどした場合、深刻な痛みが出ていないからとそのままにしていたりすると、その分中の神経が露出しやすくなっているため凍みやすくなってしまうことがあります。

歯ぎしりのクセなどがある場合は歯医者さんで「ナイトガード」といわれるマウスピースを作製し、睡眠時に装着することで歯にかかる圧を分散させダメージを与えにくくすることができます。

また、歯が一部欠けている部分は白いブラスチックの詰め物をして治すことが可能です。

ぶつけてしまって歯が欠けた場合は、そのダメージによって歯の神経が死んでしまい、痛みは感じていないけれど見た目には歯の表面がグレーっぽく黒ずんでくることもあります。

そうならないためにも、早めに歯医者さんを受診し治療を受けるようにしましょう。

2-3 酸性の強い食品を口にすることが多い

黒酢ドリンクやレモンなど、酸性の強いものは健康に良いイメージもありますが毎日頻繁に口にしているとその酸によって歯の表面がじょじょに溶けだしてくることがあります。

そういった食生活をとめる必要はありませんが、摂取量を見直すようにし、口にしたあとは水でうがいするなどしてあまり成分がお口の中にとどまらないようにしましょう。

3.知覚過敏の原因② 歯ぐきが下がってきている

歯の内側の象牙質が露出して知覚過敏を起こす原因は、歯の表面が傷つくことだけではありません。

歯ぐきの部分が少しずつ下がってきてしまうことで、今まで歯ぐきで覆われていた歯の根元の部分が外部の刺激に触れやすくなることで発生することがあります。

歯ぐきが下がっている原因としては、先ほどと同様に歯磨きをする力が強すぎたり噛み合わせ異常が起きていること、また加齢によるものもあります。

適切な歯磨きをおこなっていても歯ぐきの後退は起きてしまうことがあります。

自宅でのセルフケアも大切なのですが、歯医者さんでの定期的な歯のお掃除を受けるなどして専門家のケアもうけながら改善していきましょう。

4.知覚過敏の原因③ 歯科医院での施術や治療の影響

歯医者さんの定期的な歯のお掃除で歯石などを取ると、今まで歯石によって隠れていた歯の表面が出てきますので場合によっては「凍みやすくなった」と感じる方もいらっしゃいます。

では歯石取りはしないほうがよかったのかというと、そのようなことはありません。
歯石をそのまま放置していることでお口の中の衛生状況はどんどん悪くなっていきます。

口臭を引き起こしたり、歯周病・虫歯の原因にもなりえます。
歯石をしっかり取った上で知覚過敏に対するアプローチをとっていくのが、適切な方法です。

また、ホワイトニングを受けた直後の歯はやや凍みやすくなっていることがあります。
こういった症状は日が経つにつれて収まっていくものではありますが、いつまでも凍みる感じが治らない場合はすぐに施術を受けた歯医者さんに相談するようにしましょう。

5.実は「虫歯」になっているかも?

知覚過敏の症状で凍みているだけかと思っていたら、実は小さな虫歯ができてしまっていたということは多いにありえます。

もし虫歯になってしまっていたとしても早期発見ができれば、その分虫歯の進行状況が低くなりますので、治療内容や通う頻度も軽くなる可能性があります。

日常生活のクセなどを見直すことは今後の歯の健康のためにも絶対に必要なことではあるのですが、やはり症状が出た時点で一度かかりつけの歯医者さんを受診しておくと安心でしょう。

6.まとめ

「ちょっと凍みるだけだから」「見た目には普通の状態に見えるから」とつい深刻度を低くみてしまいがちな知覚過敏ですが、自分で気をつけられることや歯医者さんでの簡単な治療で治せる範囲のうちに、できるだけ対処するようにしていきましょう。

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