保険と自費でどう違うの?差し歯の値段と材料の違い

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前歯を差し歯にすることになったかた、奥歯を差し歯にすることになったかた、いらっしゃると思います。

保険に自費、白いのから金属まで、いろいろあるけど前歯は見た目が気になるし、奥歯は力がかかるからしっかり理解してから選びたいですよね?

そんなあなたのために差し歯の種類、値段、教えちゃいます。

1.差し歯は土台と被せ物で2つ選ばないといけない

まず差し歯とは土台とかぶせ物により構成されています。つまり2つの材料を選ばないといけないのです。詳しくは「差し歯って結局なんなの?その疑問、答えますをご覧ください。これから土台とかぶせ物それぞれのさまざまな種類、特性についてお話していきます。

2.1番のオススメはファイバー!コアの値段と特徴

土台は外からは見えないので皆さん興味薄いかもしれませんが、縁の下の力持ちでとても大事です。

さらに見えなくても見た目に影響もするのです。ファイバーコアが一番のおすすめですが、そこらへんの説明もふまえてまずは土台の紹介、説明をしていきます。

2-1.コア~保険治療編~

まずは保険適用のコアからです。保険の中には3つの種類があります。

 メタルコア

強度
予後

険診療でもっとも多く使われているのがこのメタルコアでしょう。かたどりをしてパラジウムや銀の入った合金で技工士さんにつくってもらいます。強度はピカイチです。
しかし強度がありすぎるあまり、差し歯に力がかかりすぎると歯の根っこを割ってしまうことがあります

だいたい保険で1000円くらいです

 レジンコア

強度
予後

レジンコアは歯の頭の部分がだいぶ残っている場合に使われます。根っこも頭もしっかり残っている場合そこにレジンと言われる樹脂を流して光で固めます。かたどりはしません。根っこの部分には小さいネジのようなものをいれます。メタルコアのような強度はありませんが、歯を割るようなことはありません。

これもだいたい保険で1000円ほどです

 保険のファイバーコア

強度
予後

芯棒にファイバーと言われるしなやかな繊維を用いてレジンで土台をつくるのがファイバーコアです。こちらはあまり歯の頭が残ってなくてもかたどりをすることで技工士さんに作ってもらえます。
ファイバーのおかげで、歯に過度な力がかかったとしても歯を割らず、むしろ逆に歯を守るために土台が壊れてくれます。保険ではこれが1番おすすめです。

保険でやく1500円ほどです。

2-2.コア~自費治療編~

自費のコアとしてはファイバーコア一択になります。保険との違いを説明します。

 自費のファイバーコア

強度
予後

特徴は保険ファイバーコアで説明したことと一緒ですが、保険のファイバーコアは使える材料が国に指定されています。
ファイバーの素材、それを囲むレジンの素材、それを上の被せ物に一番あったものをセレクトできる。これが自費のファイバーコアのメリットです。もちろん保険より値は張りますが、最高の治療をしたいならこれ一択でしょう。

約2万円ほどです

3.用途別にいろいろ、被せ物の値段と特徴

次に上にのせる被せ物です。保険も自費も用途別に説明していきます。

前歯のかぶせ物の種類と治療費 臼歯の差し歯の種類と治療費

-1.被せ物~保険治療編~

まずは保険でできるものです。値段は手ごろですが、種類はだいぶ限られてしまいます。

 前歯で保険はレジン前装冠

審美
強度
適合

金属の冠に白い歯の色を盛ってつくります。糸切り歯までの前歯限定でいれることができます。表面は白いですが、裏は半分以上が金属です。大きく口を開けると金属の色がみえることがあります。保険で前歯ではこれ一択になります。また、キワの金属が溶け出して歯ぐきが黒ずんでくることがあります。

参考記事「差し歯のところの歯茎が黒いあなたへ ~原因と治療法 教えます~

値段は約6000円ほどです。

 真ん中の歯で白くするならCAD/CAM

審美
強度
適合

ハイブリッドレジンといわれる硬いプラスチックの塊から機械で歯の形に削りだして作るのがCAD/CAM冠とよばれるものです。第一、第二小臼歯とよばれる真ん中の歯、笑うとぎりぎり見える歯にいれることができます。

また金属アレルギーのかたは、診断書があれば奥歯の第一大臼歯、第二大臼歯にも使うことができます。

後述するメタルクラウンよりも強度と適合性には劣りますが、保険で白いものをいれることができるという面では良いでしょう。

値段は約7000円ほどです。

 強度ならメタルクラウン

審美
強度
適合

金銀パラジウム合金とよばれる金属でつくる最も一般的な被せ物です。いわゆる銀歯ですね。強度もあるし適合もよいですが、金属が溶け出して歯ぐきが黒くなることがあります。

値段は約4000円前後です。

3-2.被せ物~自費治療編~

自費の被せ物は高価ですが、いろいろな特性があり、あなたの望む歯を手に入れることができます。それぞれの特徴から金額まで解説いたします。

 適合良好メタルボンドクラウン

 

審美
強度
適合

メタルボンドクラウンは中の金属の上にセラミックを張り付けたものです。陶材焼付鋳造冠ともいわれます。外側はセラミックで見た目がよく、さらに中が金属なので、適合がよく、強度もあります。すべての歯に適応されます。

ただ、金属を使用しているため、金属の溶け出しによる歯ぐきの変色や、金属アレルギーをおこしてしまうことがあります。また、歯の裏側は少し金属が露出します。前歯の審美目的であれば少し注意したほうが良いでしょう。

値段は約10万円ほどです。

 前歯で1番きれい!オールセラミッククラウン

審美
強度
適合

すべてがセラミックの陶器でできているのがこのオールセラミッククラウンです。陶器なので汚れが付きにくく、変色もしません。色合いも自然な歯と見分けがつきにくいくらいにきれいです。前歯で審美性を気にするなら1番良いでしょう。しかし陶器で割れやすいため、奥歯にはむいていません。

値段は約12万円ほどです。

 硬さと審美の両立!ジルコニアセラミッククラウン 

 

審美
強度
適合

人工ダイヤモンドともいわれるすごい強固なジルコニアにセラミックを張り付けたものです。適合性は金属を使用したメタルボンドに劣りますが、ジルコニア自体が白いので、中の金属色が透けたり、歯の首元に金属が露出するということがありません。すべての歯に適応されます。

値段は約14万円ほどです。

 硬さならフルジルコニアクラウン

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適合

全てが人工ダイヤモンドのジルコニアでできているクラウンです。強度は1番硬いです。適合はメタルボンドに劣り、審美性はほかのセラミック系に劣りますがとにかく硬いため、かみ合わせが強く、セラミックでは割れてきてしまう歯にはおすすめです。

ただ硬すぎるのでかみ合わせの調整を強くしすぎてしまうと、かみ合う歯を傷つけてしまうことがあるので注意が必要です。

値段は約12万円ほどです。

 おすすめしないハイブリットセラミッククラウン

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適合

これは保険診療のCAD/CAM冠と同じ材料です。前歯と奥歯に使う場合には自費になります。白いですが、セラミックより色合いは悪く、強度も微妙などっちつかずな特徴のため、わざわざ自費のかぶせものでこれを選択する必要はないでしょう。

値段は約12万円ほどです。

 成金趣味?いやいや本当におすすめゴールドクラウン

審美
強度
適合

ールド、いわゆる金歯ですね。白い歯が主流の今の時代では成金っぽくなってしまい敬遠されがちですが、金は金属のなかで最も生体親和性がよく、体に害を及ぼしません。さらに硬すぎずよく延びるので、適合が最もよく歯のすり減りとともにいっしょに低くなっていきます。

見た目が気にならないのであればもっともおすすめする被せ物です。歯医者さんも奥歯の第一選択はゴールドな方が多いと思います。

値段は約10万円ほどです。

4.まとめ

いかがだったでしょうか?差し歯の材料を考えるときには土台と被せ物で別々に、さらには自分の歯の状況に合わせて選ばなければなりません。

歯医者さんに自分の理想をきちんと伝え、一緒に最高の差し歯を入れる手助けになれれば幸運です。

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