痛~い口内炎!5つの原因と対処法を知って素早く治す

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たまにプクっとできてしまう口内炎。
イタくてイタくて食事や会話に集中できないですよね。

ストレスやビタミン不足が原因って聞くけど本当なの?
治す方法やまたつくらないための対策は?

ここでは口内炎の種類別に、できてしまう原因・対処法についてご紹介しています。
モチロン再び口内炎をつくらないための対策についても紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1.口内炎の主な原因5つ

口内炎とは、お口の中の粘膜が赤く腫れたりできものができたりする病気のことをいいます。主な原因には、①疲労やストレスによるもの②物理的な刺激によるもの③ウイルスや細菌感染によるもの④食べ物や金属のアレルギーによるもの⑤喫煙の習慣によるものの5つがあります。

まずはこれらの原因について、それぞれどのような症状があらわれるのかご説明します。口内炎を治し、再発させないためには原因を正確にとらえることが大切です。ご自身の症状や状態に一致しているものがあるかどうか確認していきましょう。あわせて治し方についてもご紹介しています。口内炎を悪化させないためにも、できるだけ早めにこれらの措置をとるようにしましょう。

1-1 疲労・ストレスによる

この口内炎は、「アフタ性口内炎」といい、疲労やストレスによって体の免疫力が低下することでできてしまいます。風邪を引いているときや、胃の調子が悪いときにできることが多くあります。そのほか、日常的な睡眠不足やビタミン不足によっても引きおこされます。他の種類に比べて症状が軽度であり、最も一般的な口内炎です。

見た目には、赤くふちどりのされた2~10mmほどの白く丸い(または楕円型の)くぼみができます。2、3個同時にできることもあります。舌や食べ物がふれたときに痛みがでます。放っておくと10日~2週間ほどで自然に治りますが、治ってもしばらくするとまたできてしまうことがあります。

アフタ性口内炎の口腔内写真
アフタ性口内炎  画像:日本口腔外科学会

この口内炎の治し方

痛みが少ない場合は生活習慣の見直し、ビタミン補給(とくにビタミンB2)、歯磨きやうがいなどで口内環境を整えることで対策をします。痛みが強い、もしくはすぐに治したい場合は口内炎用の市販薬を使用して治します。

くわしくは2章をご覧ください。 

1-2 物理的刺激の傷による

この口内炎は、「カタル性口内炎」といい、お口の中にできた傷口から細菌が入りこみ繁殖することでできてしまいます。ほおの内側を噛んでしまったり、歯磨きの際に歯ブラシを強くあててしまったりなどしたときにできた傷から起こることがあります。そのほか、入れ歯や矯正器具がお口の内側の粘膜に当たっていたり、歯のかぶせ物があっておらず粘膜や唇に当たってしまっていたりする場合にもできることがあります。

見た目には、お口の中の粘膜が赤く腫れたり、水疱ができたりすることがあります。さきほどのアフタ性口内炎に比べると形がはっきりとしておらず、周りの粘膜との境目が不明瞭なのが特徴です。 水疱がつぶれると継続的な痛みが生まれます。また、口内炎の部分が熱をもっているように感じたり、食べ物がしみたり味がわからなくなるということがあります。口臭も発生しやすい口内炎です。

カタル性口内炎の口腔内写真
カタル性口内炎

この口内炎の治し方

この口内炎は市販薬で治すことができます。ただし、入れ歯や矯正器具、かぶせ物が原因の場合は歯医者さんを受診し、対処してもらうようにしましょう。

《歯医者さんでの主な対処法》
●入れ歯があわない→調整をして粘膜にあたらないようにすることができます。
●矯正器具があたっている→矯正器具に専用のワックス(飲みこんでも害のないもの)をつけることができます。
●かぶせ物があわない→金属を削ることで噛みあわせの調整をおこなうことができます。場合によっては新たに作り治すこともあります。

1-3 ウイルス・細菌感染による

この口内炎は、「ウイルス性口内炎」といい、さらに単純ヘルペスウイルスの感染による「ヘルペス性口内炎(口唇ヘルペス)」とカビの一種であるカンジダ菌の感染による「カンジダ性口内炎」の2種類にわかれます。

ヘルペス性口内炎は、生後6か月の乳幼児から老人までかかる可能性をもっている口内炎です。すでにヘルペスをもっている人から食器やタオルなどをつたって感染します。唇や舌にできやすく、見た目には赤くただれて水疱ができます。水疱がつぶれると激しい痛みをともなうことがあります。同時に高熱やリンパの腫れを起こすこともあります。

ヘルペス性口内炎の口腔内写真
ヘルペス性口内炎 画像:日本口腔外科学会

「カンジダ性口内炎」は、ほおの内側だけでなく舌やノドの奥のほうなどお口の中のあらゆるところにできることがあります。見た目には中に白いコケ状の斑点や白い膜ができます。これらがはがれると赤い粘膜が露出し、食べ物を食べるとしみることがあります。

カンジダ性口内炎の口腔内写真
カンジダ性口内炎  画像:日本口腔外科学会

この口内炎の治し方

内科や皮膚科、泌尿器科などで血液検査をおこない、原因菌がなにかを調べます。原因菌に対し、軟膏や飲み薬で対処していきます。

1-4 食べ物・金属による

この口内炎は、「アレルギー性口内炎」といい、特定の食べ物や薬品(抗生物質・鎮痛剤など)、お口の中のかぶせ物などの金属にふれたことで体がアレルギー反応を起こしてできてしまいます。

見た目には、広範囲の水疱やただれができます。原因のもと(例えば食べ物)がお口の中の様々な部分にふれるため、症状が広範囲になるのが特徴です。

この口内炎の治し方

皮膚科や大学病院、一部の歯医者さんでパッチテストを受け、アレルギーの原因を探ります。原因が金属(お口の中のかぶせ物)だった場合は、歯医者さんに相談し、金属をはずしてプラスチックやセラミックのかぶせ物に変えてもらうようにします。

1-5 喫煙習慣による

この口内炎は「ニコチン性口内炎」といい、習慣的にタバコを吸うことで、口の中が長時間熱にさらされるためにできてしまいます。

また、タバコの熱だけではなく、煙によるお口の中の乾燥も原因になります。見た目にはお口の中の粘膜に白いくぼみができたり、赤い斑点ができたりすることがあります。

この口内炎の治し方

最も有効な方法は喫煙をやめることですが、難しいときはまず1日の吸う本数を減らすことから始めましょう。禁煙外来を利用するのも良いかもしれません。喫煙は口内炎をつくるだけではなく、歯周病の進行などを引きおこすことがあります。くわしくは、『これを知ってもタバコを吸いますか?~喫煙が原因で起こる歯周病やその他の口腔・全身疾患~』をご覧ください。

《そのほかの口内炎の原因》

  • これらの原因のほかに、お口の中が不衛生な状態になっている時間が長い、歯垢のついた入れ歯を装着している、歯磨き粉の「ラウリル硫酸ナトリウム」という成分に反応している、唾液の減少などの原因も考えられることがあります。また、原因が一つではなくいくつも抱えている場合もあります。
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    2.口内炎ができたときの最初の対処法

    主な原因5つの中に心あたりのあるものはあったでしょうか?これかなと思う原因があった場合には、できるだけ早く原因を取りのぞくようにしてください。しかし、自分でできる方法で口内炎を治したい・病院にかかるまでにできるだけ症状を軽くしておきたいということもあるでしょう。ここでは、口内炎ができてしまったときの対処法について、今の状態別に方法をご紹介しています。

    また、口内炎かと思ったらよく似た別の病気が原因だったということが実はありえます。それらについてもご紹介していますので念のためチェックしておきましょう。

    2-1 痛みアリ・早く治したいなら市販薬を

    強い痛みがあり食事や会話が困難な場合や、早く治したいとき、なかなか病院を受診する時間がとれないときには市販薬を使用して対処するようにしましょう。一般にドラッグストアなどで売られている口内炎用の薬には、塗るタイプ・貼るタイプ・スプレータイプのものがあります。ご自身の症状や使いやすさにあったものを選ぶようにしましょう。

    痛みをやわらげる塗り薬

    塗り薬を塗ることで口内炎の炎症をしずめることができます。使用の際には、まず患部をティッシュやガーゼでやさしくふいて水分をとることで、より薬がくっつきやすくなります。清潔な指または綿棒で薬をとり、患部をおおうくらい薄く塗ります。唾液で流れてしまいやすいため、塗ったあと30分は飲食をひかえるようにしましょう。夜寝る前に塗ると薬の定着している時間が長くなるため効果的です。

    ケナログ口腔用軟膏
    ケナログ口腔用軟膏(※ステロイド系) 画像:QLife

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    サトウ口腔軟膏(※非ステロイド系) 
    画像:sato公式HP amazon購入ページ

    外部の刺激から守る貼り薬

    貼るタイプも塗り薬同様に炎症をしずめる効果をもっています。それだけではなく、口内炎に食べ物や舌などがあたるのを防いでくれるため、外部からの刺激による痛みにお困りの方にオススメです。製品によっては使用後にはがして取るものとお口の中で溶けてなくなるものがあります。いずれも体に害のない素材で作られているため、飲みこんでしまっても問題なく自然に排出されます。舌や唇にも使用することができますが、のどの奥のほうの口内炎には使いにくいという点もあります。また、異物感を強く感じる人にとってはつい舌でさわってしまうことでかえって口内炎の症状が悪化したり、気持ち悪く感じたりすることもあります。

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    口内炎パッチ大正クイックケア(※ステロイド系)
    画像:大正製薬公式HP amazon購入ページ  

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    口内炎パッチ大正A(※非ステロイド系)

    画像:大正製薬公式HP amazon購入ページ

    直接ふれずに治すスプレータイプ

    スプレータイプは患部にふれずにつけられるため、手を汚したり患部を刺激したりすることなく薬をつけることができます。また、のどの奥など指や綿棒では届きにくい場所にできた口内炎にもつけることができます。

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    トラフルクイックショット 
    画像:第一三共ヘルスケア公式HP amazon購入ページ

    《口内炎は歯医者さんで治すこともできます》

  • 歯医者さんではレーザー機器を使用して口内炎を治します。レーザーには殺菌・消毒作用があり、人工的にかさぶたを作りだすことで痛みをやわらげ、組織を活性化させて傷の治りを促進させます。また、必要に応じて塗り薬などを処方してもらうことができます。レーザー治療をおこなっていない歯医者さんもあるので、まずは確認してみましょう。レーザー
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    2-2 薬を使わずに治すなら生活習慣などの見直しを

    薬を使わずに治したい、痛みがそこまで強くない、生活習慣の乱れを自覚しているという場合には、生活習慣の見直しと積極的なビタミン摂取、お口の中を清潔に保つためのデンタルケアを心がけるようにしましょう。また、さきほどご紹介した薬の塗布にあわせてこちらもおこなえば、より早く口内炎を治すことができます。

    バランスの良い食生活

    食事は緑黄色野菜を豊富にとるように心がけましょう。また、ビタミンB2(レバー・卵・納豆・牛乳など)、ビタミンB6(ほうれん草・大豆・バナナ・ピーナッツなど)、ビタミンC(ブロッコリー・小松菜・キャベツ・イチゴ・オレンジなど)の摂取も口内炎には効果的です。食事の中で摂るのが難しい場合にはサプリメントなどで補うようにしましょう。

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    画像:エーザイ公式HP amazon購入ページ

    一方さけたほうがよいのは、アルコールや糖分の多い食べ物などビタミンを破壊するもの、またカレーやキムチ、唐辛子、味つけの濃い食べ物です。これらはお口の粘膜に強い刺激を与えるため、口内炎を悪化させ痛みを強める可能性があります。

    指や舌で口内炎をさわらない

    つい気になって舌や指でさわってしまいがちな口内炎ですが、これによって雑菌が傷口につき症状を悪化させることがあります。できるだけ舌ではさわらないようにし、塗り薬を塗るときは前もって必ず手をよく洗うようにしましょう。

    お口の中を清潔に保つ

    口内炎を早く治すにはお口の中をできるだけ清潔な状態に保っておく必要があります。基本は、毎食後の歯磨きとデンタルフロスなどの清掃補助用具を使ったデンタルケアをおこなうことが大切です。正しい歯磨き方については、『その磨き方で大丈夫?正しい虫歯の歯磨き方法教えましょう』をご覧ください。また、歯磨き後と寝る前には洗口液でお口をゆすぐとより効果的です。お口の中が清潔になることで、虫歯や歯周病もあわせて予防することができます。

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    さらに、お口の中を唾液でうるおすことで刺激が強かったり固かったりする食べ物からお口の粘膜を守り、口内炎をつくりにくくすることができます。そのためには、食後にガムを噛んだり、まめな水分補給、唾液分泌量を増やすお顔のマッサージなどが有効です。くわしくは、『知っていますか?唾液が虫歯予防にパワーを発揮する理由』をご覧ください。

    ストレスや疲れを溜めない

    ストレスや疲れは口内炎をつくる大きな原因です。疲れを感じたらこまめに休むようにし、夜は夜更かしせずにしっかりと睡眠をとるようにしましょう。

    2-3 口内炎の広がり・発熱等は病院へ

    口内炎がお口の中全体や唇周辺、鼻のほうまで広がっている、発熱や体のだるさがある、薬をつけても10日以上治らないという方はできるだけ早く歯科・口腔外科・耳鼻咽喉科などの医療機関の受診をするようにしましょう。

    口内炎によく似た病気に、舌がん・ベーチェット病・白板病があります。これらは、見た目には口内炎との違いが見分けにくく、素人目には判断することができません。口内炎による体調の異常が続く際には必ず医療機関の受診をするようにしてください。

    また、普通の口内炎であっても2週間以上治らない場合には医療機関での診察を受け、必要があれば軟膏のお薬などを処方してもらうようにしましょう。

    《口内炎によく似た病気》

  • 舌がん…口内炎は患部の周りに赤みがでるのに対し、舌がんは患部のふちが硬くギザギザしているのが特徴です。見た目がこのような状態にあり、2~3週間以上治らない場合は口腔外科を受診しましょう。

    ベーチェット病…初期段階に口内炎(アフタ性口内炎)ができやすい全身疾患の一種です。目の炎症や皮膚の紅斑、外陰部潰瘍などを起こすのが特徴です。

    白板症…形状や色がさまざまで痛みがありません。長期間そのままにしておくことでがんにつながる場合もあります。白板症かどうかは口腔外科などで組織検査をすることでわかります。

    白板症の口腔内写真

    白板症  画像:日本口腔外科学会
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    3.まとめ

    痛くてイヤ~な口内炎。軽度のものは日々の生活に気を配ることで治すことができます。もしかしたら口内炎以外の病気ということもありえますので、気になったらまずは歯医者さんで診てもらうようにしましょう。

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